電気代を見直したいと考えて新電力を調べていても、聞き慣れない会社名だと契約に踏み切りにくいものです。
しろくま電力は基本料金0円と実質再生可能エネルギー100%を掲げる新電力です。一方で市場価格に連動する料金の仕組みがあり、口コミの評価は分かれています。実際の利用者の声を確認し、自宅の電気の使い方と照らし合わせて判断すると、契約後のギャップを防ぎやすくなります。
この記事では、しろくま電力の基本情報と良い評判・悪い評判を整理したうえで、そこから見えてくるメリットとデメリット、向いている人と向いていない人の特徴を解説します。
しろくま電力(ぱわー)の基本情報

| 会社名 | しろくま電力株式会社 |
| 本社所在地 | 東京都港区芝大門2-4-6 豊国ビル |
| 供給エリア | 沖縄・離島を除く全国 |
| 料金体系 | 基本料金0円+電力量料金+再生可能エネルギー発電促進賦課金+電源調達調整費 |
しろくま電力(ぱわー)は、東京都港区に本社を置くしろくま電力株式会社が運営する電力サービスです。供給エリアは沖縄と離島を除く全国におよんでおり、多くの地域から申し込み可能です
料金体系は、基本料金0円に電力量料金と再生可能エネルギー発電促進賦課金、そして電源調達調整費を加えた構成です。基本料金がかからない一方で、電源調達調整費が毎月の請求額に影響する点は押さえておきたい部分です。
実質再生可能エネルギー100%の電気を供給している点も特徴として挙げられます。料金の安さだけでなく、環境への配慮を判断材料に含めたい方にとっては検討しやすいサービスといえます。
まずは会社としての基本情報を確認したうえで、実際に寄せられている評判を見ていきます。
しろくま電力(ぱわー)の良い口コミ・評判
以下では、しろくま電力を実際に利用している方から寄せられた良い評判を紹介します。
| 料金プランがシンプルで選ぶ時に分かりやすいと感じた。どんなプランなのかの説明も分かりやすく、乗り換え時に参考になった。
引用:でんき比較ナビ |
| 初めてしろくま電力を使った時の感想は、大手電力会社からしろくま電力に変更したことで、価格の安さに驚きました。毎月平均して10%程度、電気代を下げることができたのです。
引用:みん評 |
| 主に太陽光発電による電気を供給している為、環境配慮への意識が高い人向けの電力会社だと言えると思います。
環境への配慮だけでなく、電気料金自体も大手の電力会社に比べてやや安いです。基本料金も使用量に応じた料金も大手より安いです。 引用:みん評 |
しろくま電力の良い評判で目立つのは、「料金の安さ」と「環境への配慮」を両立している点です。
大手電力会社から乗り換えて電気代が1割程度下がったという声があるように、基本料金・電力量料金ともに大手より割安な設定になっています。
加えて、料金プランがシンプルで比較しやすいという評価も多く、電力会社選びに慣れていない人でも判断しやすい点が支持されているようです。
再生可能エネルギー由来の電気を使いたい人にとっては、コストを抑えながら環境負荷を減らせる選択肢だと言えるでしょう。
しろくま電力(ぱわー)のイマイチな口コミ・評判
以下では、実際に寄せられた悪い評判を紹介します。
| 不明点がありカスタマーセンターに問い合せた時、繋がりづらかったので改善されたら良いと思った。
引用:でんき比較ナビ |
| 市場連動型プランなのでやはり市場価格が高騰しないかが不安ですね。ただ通常時に上乗せされた預かり金があるのでまだ高騰しても他の電力会社に比べるとリスクはましなのかなと思っています。
引用:でんき比較ナビ |
| 電気開始日なのに電気通ってない!
窓口の電話も9:45からって書いてるのに時間外と音声流れる 前日に電話があり折り返すとまたすぐに折り返しますと言われるが連絡なし 引用:みん評 |
一方で悪い評判として挙がっているのは、主にサポート体制と料金変動への不安です。
カスタマーセンターがつながりにくい、折り返しの連絡がない、供給開始日に電気が使えなかったといった声があり、契約後のトラブル対応に不満を感じている人が一定数いるようです。
また、市場連動型プランでは市場価格が高騰した際に電気代が上がるリスクがあり、この点を不安視する意見も見られました。
ただし、しろくま電力には価格高騰時に備えた仕組みも用意されているため、プランの内容を理解したうえで契約するかどうかを判断することが大切です。
しろくま電力(ぱわー)の評判からわかるメリット
ここまでの口コミを踏まえると、しろくま電力には料金体系と手続き面の両方で評価されている部分があります。
以下の5つを順に解説します。
- 基本料金0円で電気代のベースを抑えられる
- 大手電力会社より電気料金が安くなる可能性がある
- Webで申し込みできて切り替え工事不要
- 違約金・解約金が発生しない
- 環境に優しいクリーン電力を使える
基本料金0円で電気代のベースを抑えられる
しろくま電力では、契約アンペアにかかわらず基本料金が0円に設定されています。大手電力会社の従量電灯プランでは、契約内容に応じた基本料金や最低料金が毎月発生します。使用量にかかわらず一定額が加算される点との違いは分かりやすい部分です。
電気をほとんど使わなかった月でも、固定費だけが積み上がることがありません。長期の出張や旅行で家を空ける期間がある世帯では、不在の月の負担を抑えやすくなります。
もともとの電気使用量が少ない世帯ほど、基本料金の有無が請求額に占める割合は大きくなります。現在の検針票で基本料金がいくら計上されているかを確認すると、切り替えによる差を具体的に見積もれます。
大手電力会社より電気料金が安くなる可能性がある
しろくま電力の電力量料金は、使用量に応じて単価が変わる三段階制ではなく、一律の単価で設定されています。
大手電力会社では使用量が増えるほど単価が上がるため、電気を多く使う世帯ほど差が出やすい仕組みです。
特に第3段階の料金帯に達している家庭では、一律単価との比較で有利になりやすくなります。家族の人数が多い世帯や在宅時間が長い世帯は、この点を確認する価値があります。
単価を抑えられている背景には、自社で太陽光発電事業を手がけていることもあります。
発電から供給までを自社で担う体制が、料金設定に反映されています。
Webで申し込みできて切り替え工事不要
しろくま電力の申し込みは、Web上の手続きだけで完結します。書類の郵送や店舗への来訪を求められないため、日中に時間を取りにくい方でも進めやすい流れになっています。
自宅にスマートメーターが設置済みであれば、切り替えにともなう工事は発生しません。立ち会いの日程を調整する必要がなく、生活への影響を抑えたまま契約を切り替えられます。
現住所のまま電力会社を変更する場合は、それまで契約していた電力会社への解約手続きをしろくま電力側が代行します。利用者が個別に連絡を入れる必要がないため、手続き漏れの心配も少なくなります。
違約金・解約金が発生しない
しろくま電力には最低契約期間の定めがなく、いつ解約しても解約金や違約金は発生しません。契約から短期間で他社へ移る場合でも、追加の費用を気にせず判断できます。
電力会社によっては一定期間内の解約に費用がかかるため、乗り換えの判断が慎重になりがちです。費用の縛りがないことで、まず試してみるという選択を取りやすくなります。
ただし、キャンペーンを適用して契約した場合は、別途条件が設定されているケースがあります。特典を利用して申し込む際は、契約期間の条件が付いていないかを事前に確認しておくと安心です。
環境に優しいクリーン電力を使える
しろくま電力では、実質再生可能エネルギー100%の電気を利用できます。
そのため、設備の購入や生活習慣を変えることなく、より環境に優しい電力に切り替えることができます。
契約するだけで脱炭素に間接的に貢献できるため、日常生活のなかで環境への配慮を実践したい方に適しています。
しろくま電力(ぱわー)の評判からわかるデメリット
一方で、契約前に押さえておきたい注意点も見えてきます。想定と違ったと感じないよう、口コミから読み取れるデメリットを以下の4つに整理しました。
- 市場連動で電気料金が高くなる場合がある
- セット割やポイント還元などの特典がない
- 対面窓口がない
- オール電化住宅向けのプランがない
市場連動で電気料金が高くなる場合がある
しろくま電力の料金には電源調達調整費が含まれており、この単価はJEPXの市場価格に連動して毎月変動します。燃料価格の上昇や需給の逼迫が重なった時期には、大手電力会社より割高になることがあります。
基本料金が0円で電力量料金の単価が抑えられていても、調整費の影響で最終的な請求額は月ごとに動きます。前月と比べて負担が増える月が出てくる点は、あらかじめ理解しておきたい部分です。
市場価格が安い月に料金高騰準備金を積み立て、高騰時に還付する仕組みは用意されています。ただし還付基準単価を上回らない限り還付は行われないため、変動をすべて吸収できるわけではありません。
セット割やポイント還元などの特典がない
しろくま電力には、ガスやインターネット回線とまとめて契約することで割引が受けられるセット割の制度がありません。支払額に応じたポイント還元も設けられていない構成です。
複数のサービスを同じ会社に集約して管理を簡単にしたい方や、貯めたポイントを日常の買い物に使いたい方にとっては、物足りなさが残ります。特典を含めた総額で比較したい場合は、他社が有利になる場面もあります。
そのため、しろくま電力を検討する際は特典分を含めた総額ではなく、電気単体の単価で他社と比べる必要があります。現在の使用量をもとに単価ベースで試算すると、差額を正確に把握できます。
対面窓口がない
しろくま電力の申し込みや問い合わせは、Webと電話が中心です。店舗のような対面窓口は設けられていないため、担当者と直接顔を合わせて相談したい方には物足りなく感じられます。
契約内容の説明を口頭で受けながら手続きを進めたい場合や、書面を見ながら確認したい場合は、進め方に慣れが必要になります。デジタルでの手続きに不安がある方は、この点を踏まえて検討してください。
また、問い合わせが集中する時期は電話がつながりにくいという口コミもあります。急ぎでない用件はメールフォームを使う、混み合う時間帯を避けて連絡するといった工夫をしておくと、負担を減らせます。
オール電化住宅向けのプランがない
しろくま電力には、深夜帯の単価が割安になるオール電化専用のメニューが用意されていません。給湯や調理まで電気でまかなう住宅では、時間帯別の優遇を受けられない点が影響します。
エコキュートなどを夜間に稼働させている世帯では、現在契約している深夜割引の恩恵が大きい場合があります。切り替えによってかえって電気代が上がる可能性も考えられます。
オール電化住宅にお住まいの方は、現在の料金プランの時間帯別単価と、しろくま電力の一律単価を比較したうえで判断してください。検針票に記載された時間帯ごとの使用量が、その際の材料になります。
しろくま電力(ぱわー)の評判からわかる向いている人
ここまでのメリットとデメリットを踏まえると、しろくま電力の利点を感じやすい世帯には共通した傾向があります。
以下に当てはまる場合は、切り替えを前向きに検討しやすくなります。
- 電気を使う時間帯を調整できる人
- シンプルな料金体系を求める人
- 解約金を気にせず気軽に試したい人
- 環境負荷の低い電気を選びたい人
電気を使う時間帯を調整できる人
しろくま電力の電源調達調整費は市場価格に連動するため、電力需要が集中する時間帯を避けられる世帯ほど負担を抑えやすくなります。洗濯や食器洗いなど、時間をずらせる家事があるかどうかが判断の目安です。
在宅勤務で日中に家電をまとめて使える方や、生活リズムをある程度自分で決められる方であれば、この仕組みを活かしやすくなります。使い方を意識するだけで結果が変わる点は、他社との違いといえます。
加えて、電力量料金が一律単価である点も判断材料になります。使用量が増えても単価が上がらないため、電気を多く使う世帯ほど大手電力会社との差が出やすくなります。
シンプルな料金体系を求める人
しろくま電力は基本料金0円と一律単価という構成で、契約アンペアの区分や三段階料金を意識せずに済みます。請求内訳の仕組みが整理されているため、毎月の金額がどう決まるかを追いかけやすくなっています。
料金プランが1本に絞られている点も特徴です。複数のメニューを比べて最適なものを選ぶ手間がかからず、比較検討に時間をかけたくない方に向いています。
電力会社選びで迷いやすいのは、プランごとの条件が細かく分かれている場合です。選択肢が限られている分、自宅の使用量と単価を照らし合わせるだけで判断を進められます。
解約金を気にせず気軽に試したい人
しろくま電力には最低契約期間も解約金もないため、実際に使ってみて合わなければ他社へ戻せます。契約前の試算だけでは判断しきれない場合でも、まず切り替えてみるという選択を取りやすくなります。
料金の変動が自宅の使い方にどう影響するかは、数か月分の請求を見て初めて見えてくる部分があります。負担なく引き返せる条件が整っていることは、検討のハードルを下げる要素です。
なお、キャンペーンを適用した契約には別の条件が設定される場合があります。特典を利用して申し込む際は、契約期間の定めがないかを確認しておいてください。
環境負荷の低い電気を選びたい人
しろくま電力では実質再生可能エネルギー100%の電気を選べるため、電気代の見直しと環境への配慮を同時に進められます。契約先を変えるだけで実践できる点が、取り組みやすさにつながっています。
太陽光発電設備の導入や蓄電池の設置と違い、初期費用や工事は発生しません。住まいが賃貸であっても選択できるため、設備面の制約を受けにくい方法といえます。
企業として発電事業まで手がけている姿勢を評価する声もあります。料金だけでなく、どのような電気を使うかを重視して選びたい方に適した選択肢です。
しろくま電力(ぱわー)の評判からわかる向いていない人
反対に、しろくま電力の料金の仕組みが希望と合わない場合もあります。以下に当てはまる方は、切り替えを慎重に検討することがすすめられます。
- 夕方~夜間の電気使用量が多い人
- 毎月の電気代を一定に保ちたい人
- 知名度による安心感を重視する人
夕方~夜間の電気使用量が多い人
市場価格は電力需要が高まる時間帯に上がりやすく、夕方から夜間にかけて使用が偏る世帯では電源調達調整費が膨らみやすくなります。家族が帰宅して家電の稼働が重なる時間帯は、特に影響を受けやすい部分です。
調理や入浴、洗濯などが夜に集中する生活パターンでは、使用量そのものを減らさない限り調整費の負担が続きます。時間帯をずらす余地が少ない世帯ほど、想定した節約効果を得にくくなります。
現在の検針票やスマートメーターのデータで、どの時間帯に電気を多く使っているかを確認してみてください。使用が集中する時間が明確な場合は、他社の時間帯別プランとも比較すると判断しやすくなります。
毎月の電気代を一定に保ちたい人
しろくま電力では電源調達調整費が毎月変わるため、請求額を事前に読みにくい面があります。家計の管理上、電気代をあらかじめ見込んでおきたい世帯にとっては、扱いにくさを感じる要因です。
市場価格が高騰した時期には、想定を上回る請求になる可能性も残ります。毎月の支出を固定したい場合は、単価が一定の料金体系を採用している電力会社のほうが管理しやすくなります。
料金高騰準備金による還付の仕組みはあるものの、変動そのものがなくなるわけではありません。安定性を優先するのか、平均的な安さを優先するのかを整理したうえで選ぶと、判断がぶれにくくなります。
知名度による安心感を重視する人
しろくま電力は2021年に電力小売事業に参入した新電力であり、大手電力会社ほどの知名度はありません。ブランド力や運営実績の長さを重視する方にとっては、契約に踏み切りにくく感じられる場合があります。
長く使い続ける前提で電力会社を選びたい方は、運営体制や事業内容も含めて比較しておくと納得感が得られます。
一方で、しろくま電力は経済産業省に登録された正規の小売電気事業者です。安心感の判断材料としては、知名度だけでなく登録状況や事業内容も合わせて確認しておくと見方が変わります。
しろくま電力(ぱわー)の評判に関するよくある質問
しろくま電力を検討する段階では、会社の信頼性や契約の条件について疑問が残る場合があります。ここでは、特に多く寄せられる質問を取り上げて回答します。
- しろくま電力は怪しい会社ではない?
- しろくま電力の最低契約期間はある?
- しろくま電力は申し込みから切り替えまでどのくらいかかる?
しろくま電力は怪しい会社ではない?
しろくま電力は、経済産業省に登録された正規の小売電気事業者です。登録には一定の要件を満たす必要があるため、実態のない事業者が電気を販売しているわけではありません。
仮にサービスが停止した場合でも、最終保障供給制度によって一般送配電事業者から電気が供給されます。契約先の状況を理由に、すぐ停電するという事態は起こらない仕組みです。
怪しいと言われる主な理由は、料金高騰準備金や電源調達調整費といった他社にない仕組みが分かりにくいことにあります。請求額の内訳を事前に確認しておけば、想定とのずれを防ぎやすくなります。
しろくま電力の最低契約期間はある?
最低契約期間は設けられておらず、いつ解約しても解約金や違約金は発生しません。契約から短い期間で他社へ移る場合でも、追加の費用を求められることはない条件です。
そのため、実際に数か月使ってみて自宅の使い方に合うかを見極める進め方も取れます。試算だけでは判断しきれない部分を、実際の請求額で確かめられます。
ただし、キャンペーンを適用して契約した場合は、契約期間が定められているケースがあります。特典を利用して申し込む際は、適用条件に期間の縛りが含まれていないかを確認しておいてください。
しろくま電力は申し込みから切り替えまでどのくらいかかる?
Webでの申し込みが完了したあと、次回の検針日を目安に電気の供給が切り替わるのが一般的です。申し込みのタイミングによって、実際の切り替え日は前後します。
自宅にスマートメーターが設置されていない場合は、交換作業が入るためその分の日数がかかります。切り替えを急いでいる場合は、設置状況を事前に確認しておくとスケジュールを立てやすくなります。
切り替え日の目安は、申し込み後の案内で確認できます。日程に余裕をもって手続きを進めておくと、供給の空白期間を避けやすくなります。
まとめ|しろくま電力(ぱわー)の評判を知って自分に合うか見極めよう
しろくま電力は、基本料金0円と実質再生可能エネルギー100%を特徴とする新電力です。電力量料金は一律単価で設定されています。電気を多く使う世帯や、出張などで家を空けることが多い世帯には有利に働きやすい料金体系です。
評判を整理すると、料金が下がったという声とシンプルさを評価する声が目立ちます。Webで手続きが完結し、解約金もかからないため、切り替えを試しやすい点も支持されています。
一方で、電源調達調整費が市場価格に連動して変動するため、毎月の電気代を一定に保ちたい方には向きません。夕方から夜間に使用が偏る世帯やオール電化住宅の場合も、期待した効果を得にくくなります。
まずは検針票で直近の使用量と時間帯の傾向を確認し、現在の電気代と比較したうえで判断してみてください。

