エコキュート交換費用の相場は?工事費込みの価格や補助金・安く買い替えるコツを解説

費用・相場・シミュレーション
この記事の要約

エコキュートを交換するにあたって、気になるのは費用の相場でしょう。交換には、機器の本体価格に加えて工事費用や古い機器の撤去費用がかかります。本記事では、工事費込みの価格や補助金、また安く買い替えるコツについて解説します。 […]

エコキュートを交換するにあたって、気になるのは費用の相場でしょう。交換には、機器の本体価格に加えて工事費用や古い機器の撤去費用がかかります。本記事では、工事費込みの価格や補助金、また安く買い替えるコツについて解説します。選ぶ機種や設置する環境によって最終的な金額は変動するため、あくまで目安としてご確認ください。

エコキュート交換費用の相場

エコキュートをチェックしている

エコキュート交換の相場は、メーカー別やタンク容量別、また機能によってそれぞれ異なります。また、交換時に多くの人から選ばれる人気モデルを知っておくと、参考にできます。

本体+工事費込み総額の目安

エコキュートを交換するにあたって、本体価格と工事費用を合わせた相場は約40万円〜60万円の範囲内であることが一般的です。実際にエコキュートを交換した約8割の人が総額60万円未満となっています。

このように費用に開きがあるのは、エコキュートの省エネ性能やタンク容量、そのほかの機能の違いが挙げられます。基本的な給湯のみに対応しているモデルから、多機能なフルオートモデルまで導入目的やライフスタイルに合わせて最適な一台を選びましょう。

メーカー別の価格相場

国内で流通しているメーカー別の価格相場を比較すると、各社の特徴や割引率などが異なることがわかります。また、現在使っているシステムが何かによっても費用は異なります。例えば、現在利用しているエコキュートから、新しいタイプに変更する場合を考えてみましょう。コロナのハイグレードモデルであれば、表示されているメーカー希望小売り価格から大きく値引きされています。

メーカー希望小売価格が100万円を超えていても、値引き後に本体価格が約20万円〜23万円まで下がっています。さらに、標準的な工事費用を含めた総額は約40万円〜43万円に収まります。また、バブルおそうじやキラリユキープPLUSの機能を持つ三菱電機のSシリーズであれば、工事費用を含めて約48万円〜50万円が目安です。

既存のエコキュートから新しいエコキュートに変更する場合の総額は次の通りです。

モデル本体価格工事費用を含めた総額
コロナのハイグレードモデル約20万円〜23万円約40万円〜43万円
三菱電機のSシリーズ約29万円〜30万円約48万円〜50万円

タンク容量別の価格比較

エコキュートの価格は、貯湯タンクの容量に比例する傾向にあります。毎日利用するお湯の量や利用する家族の人数に合わせて容量を選ぶ必要がありますが、適正な容量を超えたものを選んでしまうと、費用の負担が大きくなってしまうので注意しましょう。

例えば、コロナのハイグレードタイプを検討する場合、3人〜5人向けの370Lであれば総額約41万円です。同じタイプ(同じ機能)の4人〜7人向けの460Lであれば総額が約43万円になります。(エコキュートからエコキュートに交換する場合)

フルオート・オート・給湯専用の価格差

エコキュートには、フルオートやオート、給湯専用の3種類があり、それぞれ価格が異なります。フルオートはこの中でもっとも多機能であり、自動お湯はりから保温、足し湯、追い炊きなどを全自動でおこなうシステムです。全自動で利便性が高いのですが、3つの中ではもっとも高額です。

オートは、自動お湯はりや保温などの機能は備わっていますが、足し湯や追い炊きなどは手動でおこないます。フルオートと比べて、数万円安くなるため利便性とコストパフォーマンスの両立が可能です。

給湯専用タイプは、自動湯はり機能がないため、手動でお湯を止める必要があります。その代わりに本体価格がほかの2つと比べて大幅に安くなる点が大きなメリットです。例えば、460Lの大容量であっても、フルオートと比べて総額を10万円以上抑えられる場合もあります。

交換時に選ばれる人気モデル

交換時に選ばれる人気モデルとしてあげられるのが、各メーカーのハイグレードクラスです。例えば、コロナのハイグレードタイプは、省エネ保温や入浴お知らせ機能などの性能が備わっています。さらに、370Lのものであれば総額40万円台前半で購入できるのも人気である点です。

また、三菱電機のSシリーズには、キラリユキープPLUSやバブルおそうじなどのきれいなお湯にこだわった機能が備わっています。多機能であるため370Lのもので総額50万円台前半とやや高めではありますが、毎日の掃除の負担を減らせることが人気の理由です。

エコキュート交換費用の内訳

エコキュートの配管の様子

エコキュートの交換を検討するにあたって、見積書の合計金額だけでなく詳細な内訳まで把握することが大切です。見積もりには主に次の内容が記載されています。

  • 本体価格
  • 標準工事費の内訳
  • 電気工事・配管工事の内容
  • 撤去・処分費用
  • 保証・延長保証の費用

本体価格

エコキュートの交換費用の中で、もっとも高額となるのが本体価格です。本体価格にはヒートポンプユニットやタンクユニット、リモコンなどの付属品が含まれるケースが一般的です。

販売店によっては、独自の仕入れルートがありメーカー希望価格から大幅に割引されています。選ぶメーカーや機能、特徴などによって価格に差が出るほか、購入する販売店によっても異なることがあります。

標準工事費の内訳

本体費用の他に工事費用が必要ですが、標準価格とは大きな追加作業が発生しない場合の価格です。標準工事は選ぶ本体のほかに、現在利用している設備によっても異なります。例えば、エコキュートからエコキュートの場合は、ほかの電気温水器やガス給湯器と比べて安いことが特徴です。

標準工事にはタンクユニットの設置や漏電を防止する絶縁処置などが含まれています。ほかに特別な工事が不要であれば、この標準工事費用内で作業が完了します。

電気工事・配管工事の内容

エコキュートの標準工事に含まれている電気工事と配管工事は、専門の職人が担当することが一般的です。配管工事では、古い機器の撤去から、給湯管や給水管などに新しい部材を設置します。この際に、水漏れを防ぐ処置や既存配管のチェックをおこないます。

ヒートポンプユニットと給湯ユニットをつなぐ配線や、リモコンとの接続などの電気工事も必要です。既設の配線がある場合は、劣化状況を確認しながらの設置となります。

撤去・処分費用

エコキュートを新しくする場合、既存の機器を撤去して廃棄処分にしなければいけません。既存のエコキュートから変更する場合、非常に大きく重量のある貯湯タンクユニットを撤去するのに手間がかかります。

安全に撤去するだけでなく、トラックへの積み込みまで必要です。また、フロンガスをはじめとした環境負荷物質の処理や金属や資材などの撤去など、適正な対応が求められます。エコキュートの販売価格や標準となる工事費に含まれていることが一般的ですが、追加費用を請求される場合もあります。

保証・延長保証の費用

エコキュートは、モーターや精密な電子部品を長期間稼働するため、保証の内容が非常に重要です。一般的にメーカーが提供している無料保証期間は1〜5年程度ですが、専門業者では独自の追加保証を提供している場合もあります。

しかし、中には有料で保証サービスを提供しているケースも少なくありません。そのため、保証や延長保証に対する費用も確認しましょう。

電気温水器・ガス給湯器からエコキュートへ交換する費用相場

作業員が給湯器を確認している様子

現在電気温水器やガス給湯器を使っている人は、エコキュートからの交換よりも工事費などがやや割高になります。電気温水器の場合は配線の流用をしやすいのですが、ガス給湯器からの交換では電気配線を設置するための工事が必要です。そのため、既存の機器が電気温水器とガス給湯器のどちらであるかによって、工事費用に差が生まれます。

電気温水器から交換する場合の費用

電気温水器からエコキュートに交換する場合は、エコキュート同士で交換するのとほとんど変わらない工事費用で収まります。電気温水器もエコキュートと同じように、電力用の回線やコンクリート基礎が必要であるためです。

しかし、エコキュートを導入するためにはヒートポンプユニットの設置が必要です。そのため、スペースの確保やヒートポンプとタンクをつなぐための配線工事をするために、費用が加算される場合があります。

モデル本体価格工事費用を含めた総額
コロナのハイグレードモデル約20万円〜23万円約42万円〜44万円
三菱電機のSシリーズ約29万円〜30万円約49万円〜51万円

ガス給湯器から交換する場合の費用

ガス給湯器から交換する場合は、エコキュートを支えるコンクリート土台がありません。さらに、エコキュートの導入に必要な電気配線の引き込みや専用のブレーカーを設置する工事が必要となるため、高額になりがちです。

また、お風呂への追い炊き配管の設置やガス配管を安全に撤去する工程も増えます。そのため、エコキュートからエコキュートの交換と比較して、4〜5万円程度異なることが一般的です。

モデル本体価格工事費用を含めた総額
コロナのハイグレードモデル約20万円〜23万円約45万円〜47万円
三菱電機のSシリーズ約29万円〜30万円約52万円〜54万円

交換時に追加されやすい工事費

既存の機器が何であっても、設置環境によって工事費が加算されやすい費用があります。もっとも可能性が高いのが、給湯管や給水管などが劣化したことで交換時に配管を新しくする必要があるケースです。

また、リモコンを新しいタイプに変更する場合で既存の規格や配線と異なる場合は、リモコンケーブルを通し直す工事が必要です。このほかには、年末年始や土日、祝日などに工事を依頼する場合は別に費用が発生する可能性もあります。

交換後の光熱費はどれくらい変わる?

電気温水器やガス給湯器からエコキュートに交換すると、大幅に光熱費を削減できるでしょう。エコキュートは少量の電気に大気中の熱を使ってお湯を沸かすため、電気温水器と比べて電力を大幅に減らせるからです。

また、ガス給湯器を使っている場合だと、お湯を沸かすためのガス代がゼロになります。エコキュート同士であっても、新しいモデルに変更するとさらに光熱費を下げられる可能性もあるでしょう。

交換元費用総額の目安光熱費への影響
電気温水器(370L)約42万円〜51万円電気代が約1/3になる可能性がある
ガス給湯器(370L)約45万円〜54万円ガス代がゼロになり、深夜電力を使えるため、月々数千円〜1万円以上カットできる可能性がある
エコキュート(370L)約40万円〜50万円新しい機能を使って、電気代を30%〜40%削減できる場合がある
(AI学習機能など)

見積もりより高くなる追加費用とは?

作業員がエコキュートの点検を実施している様子

エコキュートの交換工事にかかる費用を、ホームページやカタログに記載されている費用だけで判断するのはおすすめできません。現地調査によって次の工事が追加となる可能性があるためです。

  • 配管交換・延長工事
  • 搬入経路が狭く追加作業
  • 基礎工事・設置場所変更
  • 寒冷地仕様・塩害仕様
  • 既存設備の劣化による追加工事

該当する工事について前もって把握しておけば、総額をイメージしやすくなります。

配管交換・延長工事が必要になる

新しくエコキュートを設置するにあたって、配管の追加が必要な場合や設置場所をずらす場合は、配管の延長工事費用がかかります。また、既存の配管が詰まりやサビのため使えない場合は、配管の交換が必要です。

古い配管をそのまま使うと、エコキュートの故障につながる可能性があります。これらの工事が発生した場合は、標準工事費に加えて数万円程度の追加費用が加算されるケースが多く見られます。

搬入経路が狭く追加作業が発生する

エコキュートに必要な貯湯タンクは非常に大きく重量があります。そのため、設置場所までの搬入経路によっては追加の費用が発生するのが一般的です。搬入経路が狭い場合や段差がある場合では、作業員の追加やクレーン車の導入が必要になる可能性が少なくないためです。

搬入経路によっては、数万円かかる場合もあります。そのため、事前調査の時点で搬入経路についての確認が必要です。

基礎工事・設置場所変更が必要になる

エコキュートの設置時に、土台となる地面に十分な強度のコンクリート基礎が必要です。もし、ない場合や日当たりや防音対策などにより移動する場合でも、基礎工事の費用がかかります。

エコキュートの貯湯タンクユニットは満水時であれば数百キログラムとなるため、基礎工事が不十分だとタンクが地震などで傾く可能性があるのです。また、設置場所を移動させる場合は配管の延長工事費用も必要です。

寒冷地仕様・塩害仕様を選ぶ

お住まいの地域の気候や環境などに合わせて特別な仕様の機器を選ぶ場合は、追加の工事費用がかかることが一般的です。例えば、北海道や東北など極寒の地域であれば、凍結を防止する仕様のエコキュートが必要です。

また、海沿いの地域であれば潮風による腐食やサビの防止をしなければいけません。このような特殊モデルは、一般向けのモデルにかかる費用と異なるケースが多くあるのです。

既存設備の劣化による追加工事

既存の機器を取り外した際に設備が著しく劣化していることが判明することがあります。このケースであれば、修復のために追加工事が発生します。

例えば、エコキュートのタンクを固定していたコンクリート基礎が経年劣化でひび割れている場合、そのままの状態でタンクを設置できません。こうした住宅側のインフラの老朽化を把握するために、施工会社の入念な現地調査が重要になります。

エコキュート交換費用を安く抑える方法

指でオッケーをしている作業員の様子

エコキュートの交換費用を安く抑えるために、次の方法が挙げられます。

  • 2026年の補助金制度を活用する
  • 複数業者に相見積もりを依頼する
  • 型落ちモデルを選ぶ
  • 太陽光発電との同時導入を検討する
  • キャンペーン時期を活用する

2026年の補助金制度を活用する

国では省エネ給湯器の普及促進事業として、補助金制度を提供しています。一定の基準を満たした機器であれば、1台あたり数万円から十数万円の補助金が交付されることがあるのです。

以下の記事で、エコキュートの補助金について詳しく解説しているので参考にしてください。

【2026年(令和8年)】エコキュート補助金はいくら?金額・条件・申請方法をわかりやすく解説

補助金は予算の上限に達したら受付が早期に終わる場合もあるので、早めに信頼できる施工会社に相談をしましょう。

複数業者に相見積もりを依頼する

交換費用を抑えるために、複数業者に相見積もりを依頼することが効果的です。販売店や専門業者などによって、本体の割引率や交換工賃などが大きく異なるため、1社だけで判断してしまうと地域の相場を把握しにくくなります。そのため、合計金額以外に詳細な工事費用や古い機器の撤去処分費などを含めて比較をしましょう。

型落ちモデルを選ぶ

最新の機能が不要であれば、型落ちモデルを選ぶことで導入費用を大きく節約することが可能です。エコキュートは毎年のようにマイナーチェンジがされますが、型落ちモデルは大きく価格が下がる傾向にあります。

型落ちモデルであっても、耐久面でのスペックや基本的な給湯効率などはほとんど変わりません。そのため、実用性を求める人におすすめの方法です。

太陽光発電との同時導入を検討する

現在、太陽光発電システムの設置を検討しているのであれば、エコキュートの交換と同じタイミングで実施することがおすすめです。同じ施工会社に一括して依頼することで、人件費や資材の運搬諸経費などを1回にまとめられるので、安くなる傾向にあります。

また、最新のモデルであれば太陽光発電と連動したさまざまな機能があります。例えば、天気予報を元に余剰電力が多くなるような、昼間湧き上げシフトの制御機能を備えたモデルもあるのです。

キャンペーン時期を活用する

大手の販売店や専門業者が定期的に展開しているキャンペーン時期を活用しましょう。場合によっては大きく費用を下げることが可能です。特に、新生活や引っ越しの多い春先や業者の決算月、トラブルが比較的少ない夏に、キャンペーンを開催する傾向にあります。

本体の料金を通常よりも下げたり、基本工賃から値引きしたりなどさまざまなキャンペーンが見られます。現在使っている機器が壊れた状態であればキャンペーンを待つ余裕はないでしょう。そのため、余裕を持ってエコキュートの交換を検討してください。

エコキュート交換業者はどこが安い?

点検した内容をメモしている作業員

エコキュート交換業者として、次の4つが挙げられます。

  • 家電量販店
  • 専門業者
  • メーカー系業者
  • ネット販売業者

ネット販売業者がもっともリーズナブルになるのが一般的ですが、価格だけで業者を選んではいけません。それぞれの特徴を理解しましょう。

家電量販店の特徴

家電量販店は、普段から利用し慣れている店舗であることから安心感をもたらします。店内で実際の製品をみながら、担当者と対面で相談することが可能です。また、家電量販店が提供するポイントサービスを受けられる点も大きな魅力です。

また、多くの家電量販店で無料の保証サービスを提供しているほか、故障時の受付窓口も充実しています。しかし、専門業者やネット販売店と比べると割高になる傾向にあります。

専門業者の特徴

エコキュートや給湯器を専門としている専門業者は、対応のスピーディーさと安さが大きな特徴です。メーカーから大量仕入れをしていることから、価格をぎりぎりまで抑えています。

また、サービスセンターや自社の施工拠点がある業者であれば、トラブルがあってもスピーディーに対応してくれます。くわえて、独自の長期製品保証を提供している場合もあるため、メリットが多くあるのです。

メーカー系業者の特徴

メーカー系の業者は、自社製品に対する知識や技術面における信頼度が高い点が特徴です。メーカーのエコキュートの仕様や構造などを熟知している担当者が、現地調査から施工までを実施します。

そのため、メーカーが設定した厳しい施工基準を満たした工事が期待できます。また、確実な施工により、トラブルのリスクや初期不良を減らせるのが大きな特徴です。しかし、ほかの選択肢と比べて工事費用が高くなりがちです。

ネット販売業者の特徴

店舗を持たない業者は、コスト削減することによって激安の価格を提供することが可能です。Webページに現在使っている設備や設置場所の写真を送信するだけで、見積もりの作成をおこないます。

また、Webからの成約で値引きをしているケースも見られます。しかし、当日までどのような担当者がくるかわからない点がデメリットです。ネット販売業者を利用する場合でも、実績やアフター保証などを確認するようにしてください。

価格だけで業者を選んではいけない理由

エコキュートを交換する際に、価格だけで業者を選ぶのは避けましょう。高電圧の電気配線や水圧を管理する給排水工事、基礎の安定性など複雑な工事が必要なためです。そのため、価格だけで業者を選ぶと、あとからトラブルになる可能性があります。

例えば、パッキンの再利用や古い配管の活用、スキルのない作業員の対応などの事例が発生しています。再度工事が必要になると、工事費用だけで高額になってしまうのです。

交換業者選びで失敗しないポイント

三世代のファミリーが笑っている様子

エコキュート交換業者選びで失敗しないためには、次のポイントが挙げられます。

  • 施工実績・資格を確認する
  • 補助金申請の実績を確認する
  • 保証内容とアフターサポートを比較する
  • 見積書で確認すべきポイント
  • 極端に安い業者に注意する

施工実績・資格を確認する

安心してエコキュートの交換を依頼するためには、施工実績が豊富な業者を選びましょう。また、電気工事士や給水装置工事主任技術者などの資格や専門知識も必要です。実績や保持している資格は、業者のホームページで明記されていることが多く見られます。

実績が豊富であれば丁寧な施工をおこなってくれる可能性が高いため、スムーズに依頼できます。また、万が一住宅に傷をつけてしまった場合を想定して、請負業者賠償責任保険に加入している業者を選ぶと安心です。

補助金申請の実績を確認する

国が実施している補助金制度を活用してエコキュートを交換するためには、国の登録事業者に認定されている施工業者を選ぶことが必要です。登録されていない業者に依頼すると、補助金の対象外となります。

数万円から十数万円受け取れる可能性があるので、必ず認定されている業者を選びましょう。また、補助金申請の実績が豊富な業者を選ぶと安心です。

保証内容とアフターサポートを比較する

エコキュートは、10年〜15年間毎日使うことが一般的であるため、保証内容やアフターサポートの質が非常に重要です。単に保証期間だけでなく、保証対象の内容や金額や回数に上限が設定されていないかどうかの確認も必要です。

期間中であれば、上限なく無料で交換してくれるのであれば10年以上修理代金の負担がなくなります。エコキュートを利用中によく発生する故障についてはこちらの記事をご確認ください。

エコキュートが故障した時の症状と対処法|修理・交換の判断基準や寿命を解説

見積書で確認すべきポイント

業者から見積書を提示してもらったら、合計金額だけでなく内訳を明確にしましょう。信頼できる業者であれば、本体費用以外に詳しい工事内容、配送、付属品などの費用を細かく記載しています。

もし、工事一式とまとめられている場合は必ずどんな作業が含まれているかチェックしてください。また、詳しく記載されていない場合は、その業者を選ばないのも一つの方法です。見積書に理不尽な内容が書かれている時点で、信頼できる業者とはいえません。

極端に安い業者に注意する

極端に安い料金を設定している業者には注意が必要です。悪質な業者の手口として、最初に安い料金を提示しておいて、あとから理由をつけて高額な追加料金を請求する傾向があります。

また、性能の低い部品を使いまわしたり、本来必要な工事を省いたりするケースが少なくありません。そのため、大手の専門業者か地元の実績豊富なリフォーム店などに依頼するとよいでしょう。

エコキュート交換工事の流れ

住宅に設置しているエコキュートの様子

エコキュート交換を依頼した際に、一般的な流れを知っておくと実際に依頼した時スムーズに進められます。また、現在利用している給湯器を替えるタイミングを把握しやすくなるでしょう。

見積もり依頼から契約まで

エコキュートを交換するためには、まず見積もりの依頼が必要です。現在利用している給湯器やエコキュートなどの本体や配線、搬入経路などの写真撮影を依頼されることがあります。

さらに、利用する家族の人数や利用状況などを説明することで、業者は見積もりを出す流れです。最短だと当日のうちに見積もりの金額や保証について提示されるでしょう。見積もりの内容に納得がいけば、担当者に相談をしたうえで正式に契約へと進みます。

交換工事当日の流れ

交換工事の当日ですが、作業スタッフが周辺の床や壁を傷つけないような養生から始まります。次に、既存のエコキュートの貯湯タンクに入っている水を完全に抜きだして、本体を軽くしたうえで搬出作業を実施する流れです。

既存の機器を撤去したあとは、すでにあるコンクリート基礎(ない場合はこの工事が必要)の上に新しいヒートポンプユニットと貯湯タンクユニットを設置します。動かないように固定したら、配管の設置や電源線、リモコン通信線の接続を進めます。最後に動作を確認して交換工事が終了することが一般的です。

工事時間の目安

エコキュートの交換工事にかかる時間ですが、約4時間〜7時間と考えてください。設置場所の環境や必要とする工事内容によっても変わりますが、一般的に朝工事を始めたら当日中に完了します。

また、エコキュートから新しいモデルに交換する場合は、さらに短時間で工事が終了する場合もあるでしょう。しかし、ガス給湯器から初めてエコキュートに交換する場合は、新しくコンクリート基礎工事や200Vの電気配線を引く作業が必要になるなど、思った以上に時間がかかる可能性もあります。

工事当日にお湯は使える?

エコキュートの交換工事が終わったその瞬間は、貯湯タンクが空っぽの状態です。エコキュートはガス給湯器と違って、空気の熱でお湯を沸かしてタンクに貯める仕組みであるためです。

工事完了後に作業を担当する人が試運転をおこなったうえで、数時間から一晩をかけてじっくりとお湯を沸き上げていきます。そのため、お湯を使えるのは次の日になると考えましょう。

エコキュート交換でよくある質問(FAQ)

疑問を持つ女性

エコキュートを交換する際のよくある質問をまとめました。交換を検討している方は参考にしてください。

エコキュート交換工事は何日かかる?

エコキュートの交換工事は、当日中に完了することがほとんどです。標準工事は約4時間〜7時間で終わるため、朝から始めれば日をまたぐことは基本的にありません。しかし、特殊な工事が必要な場合は、期間が伸びることもあるでしょう。

また、当日工事が終わってもタンク内にお湯が貯まっていない状態です。そのため、実際にお湯を使えるのは当日の夜以降、または翌日になるケースが一般的です。

交換時に電気契約の見直しは必要?

現在エコキュートを利用している人で、新しいモデルに変更する場合は電気契約の見直しは基本的に不要です。しかし、これまでガス給湯器を使っていてはじめてエコキュートを導入する場合は、契約プランの見直しが必須となります。

一般的な従量電灯プランでエコキュートを運用すると、お湯を沸かすための電力が高額になってしまいます。そのため、オール電化専用の夜間割引プランに変更するようにしましょう。

マンションでも交換できる?

条件を満たしていれば、マンションでもエコキュートの交換は可能です。しかし、共有部分やバルコニーなどに設置が必要なケースでは、前もって管理組合の正式な許可を得る必要があります。

また、マンション向けの工事として、上下左右の部屋への騒音や振動を抑える防振ゴムの設置や結露水を外に出すドレン配管処理などが必要です。そのため、マンションでの交換工事において、実績のある業者に依頼しましょう。

見積もりだけでも依頼できる?

「交換費用を知りたい」、「費用を比較したい」と考えることもあるでしょう。そこで、販売店や専門業者に対して、見積もりだけ依頼することも可能です。特に、現在利用している機器の状況が悪くなっている場合は、早めに概算を知っておくことが大切です。

見積もりを依頼しても、無理に契約を迫られることはありません。そこで、気軽に見積もりを依頼して交換費用がどれくらいかかるのかを把握しましょう。

交換時に補助金は使える?

エコキュートを新しいモデルに交換、買い替えをする場合は国の省エネ給湯器が対象となる可能性があります。ほかにも各地方自治体が実施している助成金の利用も検討できるでしょう。

2026年現在でも、一定の省エネ基準を満たしているモデルに対して補助金が支給されています。しかし、補助金を受け取るためには国に認定された登録業者に工事を依頼することが重要です。依頼した登録業者が適切な手続きをした時点で、補助金を受け取れます。

エコキュート交換費用を最適化して賢く買い替えよう

一般家庭が消費する光熱費は大きな割合を占めており、エコキュート導入を検討している方は少なくありません。しかし、交換する際の費用を理解していないと、思ったような節約ができない可能性があります。

そこで、信用できる業者を選ぶほか、適切な方法で交換をすることが大切です。初期費用の負担を抑えながら、省エネ性能の高いエコキュートに変更して家計の負担を減らしましょう。

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