【2026年(令和8年)】宮崎県のエコキュート補助金はいくら?金額・条件・申請方法を解説

最終確認日:2026/07/15
この記事の要約 宮崎県でエコキュートを導入する際に使える補助金の中心は、国の「給湯省エネ事業」です。宮崎県独自の家庭向けエコキュート補助は確認できません(県の「ひなたゼロカーボン加速化事業補助金」は給湯器についてはコージェネレーションが対象で、エコキュートは対象外)。宮崎市・都城市・延岡市の主要3市も、市独自のエコキュート補助は確認できませんでした。
出典:宮崎市コールセンター
この記事では、確実に使える国の補助(エコキュート1台で最大20万円程度)の金額・条件・申請方法に加え、宮崎県内の補助状況の探し方、温暖な気候でのエコキュートの効果、費用シミュレーションまで解説します。
宮崎県でもらえるエコキュート補助金はいくら?【結論】
宮崎県は日照時間が長く、九州電力管内でも温暖な気候が続く地域です。給湯に使うエネルギーは家庭全体の約3割を占めており、ヒートポンプ式のエコキュートに切り替えると電気代の削減効果が出やすいのが特徴です。
エコキュートの補助金は「国+都道府県+市区町村」の3段階で考えます。宮崎県の場合、現時点では次のようになります。
| 区分 | 補助の目安 | 出典 |
|---|---|---|
| 国(給湯省エネ事業) | 基本7万円/台+加算(1台で最大20万円程度・戸建2台で約32万円) 出典:給湯省エネ2026事業公式 | 給湯省エネ2026事業公式 |
| 宮崎県(独自補助) | 家庭向けエコキュートの補助は確認できず(ひなたゼロカーボン加速化事業補助金はコージェネレーションが対象・エコキュートは対象外) 出典:宮崎県 ひなたゼロカーボン加速化事業補助金のご案内(令和8年度) | 宮崎県公式 |
| 市町村(独自補助) | 宮崎市・都城市・延岡市とも市独自のエコキュート補助は確認できず | 各市公式 |
詳しくは各自治体のホームページをご確認ください。
国の給湯省エネ事業が補助の中心になります。まずは確実に使える国の制度を把握し、そのうえでお住まいの市町村に補助があるかを確認しましょう。
国の給湯省エネ事業【全国共通】の補助額・条件
エコキュート補助金の中心は、国が実施する給湯省エネ事業です。住宅省エネ2026キャンペーンの柱のひとつで、家庭のエネルギー消費の約3割を占める給湯を、省エネ性能の高い設備へ切り替えるための支援制度です。宮崎県にお住まいでも、条件を満たせば全国一律で受けられます。
基本補助額と最大補助額
エコキュートの補助は「基本額+性能加算+撤去加算」の合計で決まります。
- 基本額:エコキュート1台あたり7万円(戸建は対象機器いずれか2台まで、共同住宅等は1台まで。エコキュートの基本額は戸建で最大14万円)
- 性能加算:基準より高い年間給湯効率などの加算要件を満たすと+3万円/台
- 撤去加算:設置にあわせて撤去する場合、電気蓄熱暖房機の撤去4万円/台(2台まで)、電気温水器の撤去2万円/台(基本補助を受ける台数まで)。エコキュート自体の撤去は対象外です
これらを足したエコキュートの上限は、1台で最大20万円程度、戸建2台で最大32万円程度です。
ただし32万円に届くのは、エコキュート2台に加えて電気温水器2台・電気蓄熱暖房機2台を撤去するような、二世帯住宅や大型のオール電化住宅など条件がそろう稀なケースです。
一般的な1台導入の現実的な目安は、ガス給湯器からの交換(撤去加算なし)で7〜10万円、電気温水器からの交換で9〜12万円程度です。電気温水器と電気蓄熱暖房機も撤去する場合は最大16万円程度になります。
なお給湯省エネ2026事業全体では、ハイブリッド給湯機やエネファームとの組み合わせで最大41万円まで補助されますが、これはエコキュート単体の金額ではありません。
では、具体的にどのような条件で対象になるのか見ていきます。
補助の対象になる条件
補助を受けるには、主に次の条件を満たす必要があります。
- 事務局に補助対象製品として登録された対象機種であること(型番をメーカーカタログや給湯省エネ2026事業の対象機器ページで確認します)
- 性能加算(+3万円/台)を受けるには、基本の性能要件より高い年間給湯効率などの加算要件を満たすこと(詳細は公式の対象機器ページで確認します)
- 撤去加算を受けるには、設置にあわせて電気蓄熱暖房機・電気温水器を撤去すること(撤去前後の写真・書類が必要です。エコキュート自体の撤去は対象外)
加算要件は機種の仕様で決まり後から変えられないため、購入前に対象機種かどうか、加算の対象になるかを確認しておきましょう。
申請期間と予算(早期終了に注意)
給湯省エネ事業には予算上限があり、予算に達した時点で年度途中でも受付終了になります。例年、夏から秋にかけて申請が増えるため、早めに動くのが安全です。申請は、給湯省エネ事業者として登録された施工業者が代行します。流れは「交付申請(予約)→ 工事 → 本申請」で、予約した時点で一定期間(約3か月)予算枠が確保されます。
賃貸・中古住宅はどうなる?
- 賃貸住宅:申請者になれるのは住宅の建築主・購入者、リフォームの工事発注者、リース利用なら給湯器の借主です。借りて住んでいる入居者自身は申請できませんが、オーナーが既存住宅のリフォームとして発注する場合は「工事発注者」として対象になります。
- 中古住宅(既存住宅):対象です。リフォームで設置するなら工事発注者、給湯器の交換を条件に中古住宅を購入するなら購入者が、それぞれ申請者になります。
国と自治体の補助金は併用できる?
国の給湯省エネ事業は、国の他の補助金とは併用できません。一方、市町村が独自に行う補助とは、原則として併用できます。宮崎県は県独自の家庭向けエコキュート補助が確認できないため、実際には「国+(あれば)市町村」の組み合わせになります。
宮崎県・市町村の独自補助金は?
宮崎県独自のエコキュート補助について
宮崎県の補助制度を確認した結果、2026年度(令和8年度)時点で、家庭のエコキュート設置に直接使える県独自の補助金は確認できませんでした。
宮崎県は「ひなたゼロカーボン加速化事業補助金(令和8年度)」を実施しており、太陽光発電・蓄電池・断熱改修(窓ガラス更新)・LED照明などを対象にしています。給湯器については「給湯器等をコージェネレーションに更新する経費を支援」と明記されており、エコキュート(ヒートポンプ給湯機)は対象外です。
宮崎県内の主要市町村の補助状況
県の補助がなくても、市町村が独自に補助を行っていることがあります。宮崎県内で人口の多い主要3市について確認した結果は次のとおりです。
| 市 | エコキュート/高効率給湯器の補助 | 出典 |
|---|---|---|
| 宮崎市 | 市独自のエコキュート補助はなし(市コールセンターFAQで確認)。 出典:宮崎市コールセンター | 宮崎市コールセンターFAQ |
| 都城市 | 市独自のエコキュート補助は確認できず 出典:都城市 「支援・助成」 | 都城市公式 |
| 延岡市 | 市独自のエコキュート補助は確認できず 出典:国・県が実施している再エネ・省エネ設備の導入補助金について | 延岡市公式 |
詳しくは各自治体のホームページをご確認ください。
補助の有無・金額・申請順は市町村ごとに異なります。「エコキュート」という単語だけで調べても見つからないことがあるため、「住宅省エネ改修補助」「省エネ機器導入補助」「脱炭素補助」といったキーワードでも幅広く確認しましょう。
市町村補助の探し方
- 各市の公式サイトで探す:「(市名)エコキュート 補助金 令和8年度」「(市名)高効率給湯器 補助」で検索し、各自治体の環境課・住宅政策課のページを確認します。
- 環境省のサイトで探す:地方公共団体実行計画策定・実施支援サイト(https://www.env.go.jp/policy/local_keikaku/)で全国の自治体支援制度を検索できます。
- 施工業者に確認する:地域の業者は該当エリアの補助情報に詳しく、最新情報を教えてもらえることが多いです。
宮崎県の電気代・気候とエコキュートの相性
宮崎県は九州電力管内に位置し、年間日照時間は全国トップクラスです。温暖な気候が続き、冬でも比較的穏やかなため、寒冷地仕様が必要なケースは限られます。
九州電力エリアの電気料金と給湯費
九州電力の電気料金は、全国平均と比べてやや低い水準で推移しています【要確認|出典:九州電力公式料金ページ】。エコキュートは割安な夜間電力を使って湯を沸かす仕組みのため、電力会社の夜間料金メニュー(「スマートライフプラン」等)と組み合わせると給湯コストをさらに抑えられます。
宮崎県のような温暖地では、冬場の外気温が高いためヒートポンプの熱交換効率(COP)が落ちにくく、年間を通じて安定した省エネ効果が期待できます。寒冷地と比べると、電気温水器やガス給湯器からエコキュートへ切り替えたときの光熱費削減幅は安定して出やすいです。
日照時間の長さと太陽光・おひさまエコキュートの相性
宮崎県は「日本一の日照県」として知られ、日照時間の長さを生かした太陽光発電の普及も進んでいます。太陽光発電と組み合わせて「昼間シフト機能」付きエコキュートを使えば、昼間の余剰電力で湯を沸かして自家消費を増やせます。「おひさまエコキュート」と呼ばれる太陽光連携タイプは、宮崎県の気候に特に相性がよい選択肢です。国の給湯省エネ事業の対象機種にも含まれており、補助を受けながら太陽光との組み合わせ効果を最大化できます。
台風常襲地域としての設置上の注意
宮崎県は台風の常襲地域でもあります。エコキュートの室外機(ヒートポンプユニット)は屋外設置のため、設置場所の選定と固定方法を施工業者と丁寧に相談しましょう。強風で飛来物が当たりやすい場所を避け、場合によっては防風措置を講じることが重要です。タンク内に蓄えたお湯は、台風による停電時の生活用水として使えるため、防災面でのメリットも大きいです。
農業県・宮崎の住宅事情
宮崎県は農業が盛んで、戸建て住宅の比率が高い地域です。農家住宅や平屋・2階建ての戸建てが多く、エコキュートの貯湯タンクと室外機を設置するスペースを確保しやすい住宅が多いのも特徴です。一方で、宮崎市・都城市・延岡市といった市街地では集合住宅も増えており、マンション居住者は設置可否を管理規約や管理組合に確認する必要があります。
宮崎県で失敗しないエコキュートの選び方
宮崎県は温暖な気候のため、機種選びは比較的シンプルです。ただし、押さえておきたいポイントがあります。
- 標準仕様で対応可能:九州南部の温暖な気候では、寒冷地仕様が必須になることは少ないです。ただし、山間部や標高の高い地域(西都市・椎葉村方面など)では冬の冷え込みが強まることもあるため、設置場所の気候を確認しましょう。
- 容量(世帯人数の目安):3〜4人世帯なら370L前後、4〜5人以上なら460L前後が一般的な目安です。家族構成や生活スタイルにあわせて選びます。
- 省エネ性能・加算要件の確認:国の補助は省エネ性能や加算要件(年間給湯効率など)に関わります。補助対象の型番かどうかを業者に確認しましょう。
- 昼間シフト機能・おひさまエコキュート:太陽光発電を設置しているご家庭や、太陽光も一緒に導入を検討されている場合は、昼間シフト機能付きか「おひさまエコキュート」を選ぶと自家消費を増やせます。
- 台風対策の設置場所:室外機の設置場所は強風・飛来物を考慮して業者と相談します。
宮崎県の導入費用と補助後シミュレーション

エコキュートの導入費用は、本体+標準的な工事費でおおむね40万〜70万円程度が目安です。
出典:⾼効率給湯器導⼊促進による家庭部⾨の省エネルギー推進事業費補助⾦の概要
補助金を充てると、実質負担は次のように下がります。
| ケース | 実質負担 |
|---|---|
| 標準モデルへ交換 (国の基本額のみ) | 導入費用60万円 − 国の補助7万円(基本額)= 実質約53万円 出典:給湯省エネ2026事業公式 |
| 高効率モデル+電気温水器からの交換 (基本7万+性能加算3万+撤去加算2万) | 導入費用65万円 − 国の補助12万円= 実質約53万円 出典:給湯省エネ2026事業公式 |
お住まいの市町村に独自の補助がある場合は、上記にその分が加わり、実質負担はさらに下がります。
日照時間が長く温暖な宮崎県では、太陽光発電と組み合わせたエコキュートを導入することで電気代の削減効果が安定して期待できます。正確な費用は機種・設置条件・申請時の予算状況で変わるため、最終的な見積もりは施工業者に依頼しましょう。
エコキュート補助金の申請から受給までの流れ
補助金の受給までは数か月かかるのが一般的です。業者が代行しますが、流れを把握しておくとトラブルを防げます。
- 対象機種の選定と業者選び:性能要件を満たす対象機種を、給湯省エネ事業者の登録がある業者と選びます。
- 交付申請(予約):契約後すぐに業者が予約手続きをします。予約で予算枠を約3か月確保します。本人確認書類や既存給湯器の写真を準備します。
- 設置工事と完了報告(本申請):工事完了後、工事写真や必要書類などを添えて本申請します。
- 交付・受給:審査を経て交付されます。交付までの期間や、工事代金との相殺か現金還元かは制度・業者によって異なるため、契約時に確認します。
市町村の補助も申請する場合は、それぞれの申請順(事前申込の要否)にご注意ください。
申請で失敗しないための注意点
- 申請の順番を間違えない:国の給湯省エネ事業は、工事請負契約を結んでから着工する必要があります(契約前の着工は対象外)。市町村によっては、契約前の事前申込が必須の制度があります。順序を誤ると対象外になるためご注意ください。
- 登録業者かどうかを自分でも確認する:住宅省エネ2026キャンペーン公式サイトで検索できます。
- 予算枯渇による早期終了:先着順のため、検討を始めたら早めに動きましょう。
- 必要書類・写真の不備に注意:撤去前の型番写真、工事写真、必要書類など。不備があると減額・差し戻しのリスクがあります。
- 市町村補助の申請順:着工前申請か完了後申請かは自治体ごとに違うため、契約前にご確認ください。
エコキュート導入のメリット
- 電気代の削減:割安な夜間電力やヒートポンプの高効率で、ガス・電気温水器より光熱費を抑えやすいです。九州電力管内の宮崎県では夜間料金メニューを活用するとさらに効果が出ます。
- 太陽光との相性:昼間シフト機能で太陽光の余剰電力を給湯に回せます。日照時間が長い宮崎県では、太陽光との組み合わせで自家消費を最大化しやすいです。
- 災害・お湯の備え:タンクのお湯を非常時の生活用水として使えます。台風が多く停電リスクのある宮崎県では、特に心強い備えになります。
よくある質問(FAQ)

宮崎県には県の補助金はないの?
家庭のエコキュート設置に直接使える宮崎県独自の補助金は確認できませんでした(令和8年度)。県の「ひなたゼロカーボン加速化事業補助金」は太陽光・蓄電池・コージェネレーション等が対象で、エコキュートは対象外です。ほかの市町村では独自の補助があることもあるため、お住まいの自治体を必ず確認しましょう。
宮崎市に独自の補助金はある?
市コールセンターFAQでは「高効率給湯器(エコキュート等)の宮崎市独自補助はない」と確認されています。最新の対象工事・申請方法は、市の担当窓口(住宅政策課等)にご確認ください。
出典:宮崎市コールセンター
宮崎県は温暖だが、エコキュートの効果はある?
温暖な地域でも給湯はエネルギー消費の大きな割合を占めます。特に電気温水器やプロパンガス給湯器をお使いの場合、エコキュートに替えることで給湯コストを大幅に削減できます。冬の外気温が比較的高い宮崎では、ヒートポンプの熱交換効率が安定して高く保たれるため、省エネ効果が安定しやすいです。
台風が多い宮崎でエコキュートは大丈夫?
室外機の設置場所と固定方法を施工業者と相談することが重要です。適切に設置すれば台風の強風でも問題ありません。万が一停電になっても、タンク内のお湯をそのまま使えるため、断水時の生活用水としても役立ちます。
賃貸でも補助金は使える?
給湯省エネ事業で申請者になれるのは、住宅の建築主・購入者、リフォームの工事発注者、リース利用なら給湯器の借主です。賃貸物件でも、オーナーが既存住宅のリフォームとして発注すれば対象になりますが、借りて住んでいる入居者自身は申請できません。
中古住宅でも対象?
対象です。既存住宅のリフォームとしてエコキュートを設置する場合は工事発注者が、給湯器の交換を条件に中古住宅を購入する場合は購入者が、それぞれ申請者になります。
補助金はいつもらえる?
工事完了後に本申請・審査を経て交付されます。交付までの期間は制度・業者により異なるため、契約時に目安を確認しましょう。
まとめ|宮崎県は国の給湯省エネ事業を軸に、市町村補助もチェック
宮崎県でエコキュートを導入する場合、まず全国共通の国の給湯省エネ事業(エコキュート1台で最大20万円程度)が使えます。宮崎県・主要3市(宮崎市・都城市・延岡市)とも家庭のエコキュート向けの独自補助は確認できませんでしたが、ほかの市町村では補助があることもあるため、お住まいの自治体を必ず確認しましょう。
日照時間が長く温暖な宮崎県では、太陽光発電と組み合わせたエコキュート導入で電気代の削減効果が安定して期待できます。補助金は予算上限・先着順です。検討を始めたら早めに登録業者へ相談するのがおすすめです。
監修:えねこ編集部
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