【2026年(令和8年)】石川県のエコキュート補助金はいくら?金額・条件・申請方法を解説

最終確認日:2026/07/15
この記事の要約 石川県でエコキュートを導入する際、補助は「国の給湯省エネ事業」と「石川県のポイント還元キャンペーン」の2段階で考えられます。国の補助はエコキュート1台で最大20万円程度、石川県は「いしかわ省エネ家電・機器購入応援キャンペーン」でエコキュートに最大4万円分のポイントを還元します(2026年9月末まで)。市町村では津幡町が設置費の1/2・上限20万円、内灘町が2万円の補助を実施中です。北陸電力管内の石川県は電気代がやや高めで、寒冷地・豪雪地帯も多いため、エコキュートの導入効果が出やすい地域です。この記事では、補助金の金額・条件・申請方法と、石川県ならではの選び方・費用シミュレーションをまとめて解説します。
石川県でもらえるエコキュート補助金はいくら?【結論】
石川県でエコキュートを導入する場合、補助金は次の3段階で考えます。
| 区分 | 補助の目安 | 出典 |
|---|---|---|
| 国(給湯省エネ事業) | 基本7万円/台+加算(1台で最大20万円程度・戸建2台で約32万円) 出典:給湯省エネ2026事業公式 | 給湯省エネ2026事業公式 |
| 石川県(ポイント還元) | エコキュート4万円分ポイント還元(2026年9月末まで) 出典:いしかわ省エネ家電・機器購入応援キャンペーン | いしかわ省エネ家電・機器購入応援キャンペーン |
| 市町村(独自補助) | 津幡町:設置費の1/2・上限20万円 出典:津幡町 カーボンニュートラル加速化事業補助金 内灘町:2万円 ※新築は対象外 出典:令和8年度 内灘町新エネルギー・省エネルギーシステム設置費補助金 (自治体により異なる) | 津幡町公式 内灘町 |
国の給湯省エネ事業は全国共通で使えます。石川県は給湯器・家電の省エネ化を後押しするポイント還元キャンペーンを実施中で、国の補助と原則併用できます。市町村でも独自補助を設けているところがあり、条件が合えばこれらを重ねることで実質負担をさらに下げられます。まずは確実に使える国の制度から見ていきます。
国の給湯省エネ事業【全国共通】の補助額・条件
エコキュート補助金の中心は、国が実施する給湯省エネ事業です。住宅省エネ2026キャンペーンの柱のひとつで、家庭のエネルギー消費の約3割を占める給湯を、省エネ性能の高い設備へ切り替えるための支援制度です。石川県にお住まいでも、条件を満たせば全国一律で受けられます。
基本補助額と最大補助額
エコキュートの補助は「基本額+性能加算+撤去加算」の合計で決まります。
- 基本額:エコキュート1台あたり7万円(戸建は対象機器いずれか2台まで、共同住宅等は1台まで。エコキュートの基本額は戸建で最大14万円)
- 性能加算:基準より高い年間給湯効率などの加算要件を満たすと+3万円/台
- 撤去加算:設置にあわせて撤去する場合、電気蓄熱暖房機の撤去4万円/台(2台まで)、電気温水器の撤去2万円/台(基本補助を受ける台数まで)。エコキュート自体の撤去は対象外です
これらを足したエコキュートの上限は、1台で最大20万円程度、戸建2台で最大32万円程度です。ただし32万円に届くのは、エコキュート2台に加えて電気温水器2台・電気蓄熱暖房機2台を撤去するような、二世帯住宅や大型のオール電化住宅など条件がそろう稀なケースです。一般的な1台導入の現実的な目安は、ガス給湯器からの交換で7〜10万円、電気温水器からの交換で9〜12万円程度、電気蓄熱暖房機も撤去すると最大16万円程度です。石川県では寒冷地・豪雪地仕様のモデルを選ぶケースも多いため、選ぶ機種が補助対象・加算対象かどうかも合わせて確認しましょう。
なお給湯省エネ2026事業全体では、ハイブリッド給湯機やエネファームとの組み合わせで最大41万円まで補助されますが、これはエコキュート単体の金額ではありません。
では、具体的にどのような条件で対象になるのか見ていきます。
補助の対象になる条件
補助を受けるには、主に次の条件を満たす必要があります。
- 事務局に補助対象製品として登録された対象機種であること(型番をメーカーカタログや給湯省エネ2026事業の対象機器ページで確認します)
- 性能加算(+3万円/台)を受けるには、基本の性能要件より高い年間給湯効率などの加算要件を満たすこと(詳細は公式の対象機器ページで確認します)
- 撤去加算を受けるには、設置にあわせて電気蓄熱暖房機・電気温水器を撤去すること(撤去前後の写真・書類が必要です。エコキュート自体の撤去は対象外)
これらの機能は後付けできません。購入前に対象要件を満たすモデルを確認しましょう。
申請期間と予算(早期終了に注意)
給湯省エネ事業には予算上限があり、予算に達した時点で年度途中でも受付終了になります。例年、夏から秋にかけて申請が増えるため、当初の終了予定より早く締め切られることがあります。導入を決めたら早めに動くのが安全です。
申請は、給湯省エネ事業者として登録された施工業者が代行します。流れは「交付申請(予約)→ 工事 → 本申請」で、予約した時点で一定期間(約3か月)予算枠が確保されます。
賃貸・中古住宅はどうなる?
- 賃貸住宅:申請者になれるのは住宅の建築主・購入者、リフォームの工事発注者、リース利用なら給湯器の借主です。借りて住んでいる入居者自身は申請できませんが、オーナーが既存住宅のリフォームとして発注する場合は「工事発注者」として対象になります。
- 中古住宅(既存住宅):対象です。リフォームで設置するなら工事発注者、給湯器の交換を条件に中古住宅を購入するなら購入者が、それぞれ申請者になります。
国と自治体の補助金は併用できる?
国の給湯省エネ事業は、国の他の補助金とは併用できません(一つの工事で国の複数補助は不可)。一方、石川県・市町村が独自に行う補助とは、原則として併用できます(自治体により例外・申請順の指定あり)。石川県なら「国+県キャンペーン+市町村」の3段で重ねられる場合があります。
石川県・市町村の独自補助金
石川県は北陸地方で電気代の高止まりが続くなか、省エネ家電・機器の普及を後押しするキャンペーンを展開しています。市町村でも独自の補助を設けている自治体があります。では、石川県の具体的な制度を見ていきます。
石川県の独自補助(いしかわ省エネ家電・機器購入応援キャンペーン)
石川県は「いしかわ省エネ家電・機器購入応援キャンペーン」を2026年2月から実施しています。エコキュートに買い換えた県民を対象に、ポイントを還元する制度です。
- 補助の仕組み:補助金の直接交付ではなく、商品券等に交換できるポイントを付与します
- エコキュートの還元額:4万円分ポイント(省エネラベル★4.0以上)
- 寒冷地・耐塩害仕様エコキュート:4万円分ポイント(省エネラベル★3.5以上)
- 対象:石川県内に居住し、対象機器を購入した方
- 購入期間:2026年2月28日〜2026年9月13日
- 申請受付:2026年2月28日〜2026年9月30日
- ポイント交換期限:2026年10月31日
国の給湯省エネ事業との併用は原則可能ですが、申請前に各制度の最新要件をご確認ください。
主要市町村の補助額(例)
石川県内では、市町村が独自にエコキュートの補助を行っているケースがあります。2026年度時点で補助が確認できた主な自治体は次のとおりです。
| 市町村 | エコキュートの補助 | 出典 |
|---|---|---|
| 津幡町 | 設置費用(工事費込・税抜)の1/2・上限20万円(従来比30%以上省CO2効果の機種が対象。他の国補助との重複は原則不可。令和8年度受付中) 出典:津幡町 カーボンニュートラル加速化事業補助金 | 津幡町公式 |
| 内灘町 | 2万円/台(既存住宅への設置が対象。新築・建売は対象外。予算の範囲内で先着) 出典:令和8年度 内灘町新エネルギー・省エネルギーシステム設置費補助金 | 内灘町公式 |
詳しくは各自治体のホームページをご確認ください。
ここで取り上げた自治体以外にも独自の補助を設けているところがあり、対象機器や金額・申請期限は年度によって変わります。お住まいの市町村の公式ページで最新情報をご確認ください。
なお、金沢市の市独自補助はエネファーム・ハイブリッド給湯器(ガス・LP燃料)が対象で、エコキュートは対象外であることが確認されています(2026年6月時点)。
国・県・市町村は併用できる?
国の給湯省エネ事業は、石川県・市町村の独自補助と原則併用できます。ただし「他の法令や予算制度に基づく国の補助を受けていない事業」を条件にしている市町村(津幡町など)もあります。石川県のキャンペーンは国補助との併用が原則可能です。それぞれの要件を同時に満たせるか、契約前に各制度の最新情報をご確認ください。
石川県の電気代・気候とエコキュートの相性
石川県は北陸電力の管轄エリアです。2023年以降の電気料金値上げの影響で、北陸エリアでも電気代の高止まりが続いており、給湯にかかるコストが家計を圧迫しやすい状況です。エコキュートはヒートポンプで空気の熱を利用し、割安な夜間電力で湯を沸かすため、電気温水器やガス給湯器と比べてランニングコストを抑えやすいのが特徴です。
石川県は日本海側の気候で、冬季は積雪量が多く、寒冷な日が続きます。特に加賀地方の山間部や能登半島北部では、冬の最低気温が氷点下になる日が多く、給湯・暖房に使うエネルギーが大きくなります。こうした環境では、寒冷地仕様のエコキュートを選ぶことが重要です。一方、金沢市をはじめとする沿岸部・平野部では、太平洋側の寒冷地ほど極端な低温にはなりにくいため、導入エリアの気候条件に合わせて機種を検討しましょう。
能登半島は塩害(海塩粒子による機器の腐食)の影響を受けやすい地域でもあります。能登半島沿岸にお住まいの場合は、耐塩害仕様の機種を検討するのが安心です。石川県のキャンペーンが耐塩害仕様エコキュートにも同額のポイント還元(4万円分)を設けているのは、こうした地域事情に配慮したものです。
能登半島地震からの復興と住宅再建
2024年1月の能登半島地震で被災した住宅の再建が、能登地方を中心に進んでいます。住宅を新たに建て直したり、大規模改修を行う際には、エコキュートをはじめとする省エネ設備の導入タイミングとなることがあります。
住宅再建にあたっては、国の給湯省エネ事業(新築・既存住宅リフォームとも対象)を活用できます。また、被災者生活再建支援金(最大300万円)や石川県の自宅再建利子助成事業など、住宅再建全体を対象とした支援も別途あります。これらはエコキュート補助とは別制度のため、住宅の再建計画を立てる際に、地域の施工業者・市町村の窓口に制度の組み合わせをご相談ください。
石川県で失敗しないエコキュートの選び方
石川県でエコキュートを選ぶ際には、北陸ならではの気候条件を踏まえたポイントがあります。
- 寒冷地仕様の要否を確認する:金沢市など平野部では標準仕様でも対応できる場合がありますが、山間部・能登北部・加賀南部の山地など積雪・低温が厳しいエリアでは寒冷地仕様が基本です。標準仕様だと冬場に能力不足や凍結のリスクが出ることがあります。施工業者に設置場所の環境を確認してもらいましょう。
- 耐塩害仕様の要否を確認する:能登半島の沿岸部など塩害リスクが高い地域では、耐塩害仕様(または寒冷地・耐塩害兼用タイプ)を選ぶことで機器の長寿命化につながります。
- 容量(世帯人数の目安):3〜4人世帯なら370L前後、4〜5人以上なら460L前後が一般的な目安です。家族が多いほど、または入浴量が増える寒い地域では容量に余裕を見た選定が安心です。
- 補助対象機種かどうかを確認する:国の補助・石川県キャンペーンとも、対象機種が指定されています。購入前に型番や省エネラベルの等級を確認してから選びましょう。
- 設置環境:積雪・凍結への対策(架台の高さ・配管の保温)も施工業者と事前に相談することをお勧めします。
石川県の導入費用と補助後シミュレーション
エコキュートの導入費用は、本体+標準的な工事費でおおむね40万〜70万円程度が目安です(機種・容量・設置条件・撤去の有無・寒冷地/耐塩害仕様の有無で変動)。
出典:⾼効率給湯器導⼊促進による家庭部⾨の省エネルギー推進事業費補助⾦の概要
補助金を充てると、実質負担は次のように下がります。
| ケース | 実質負担 |
|---|---|
| 標準モデルへ交換(国の補助のみ) | 導入費用60万円 − 国の補助7万円(基本額)= 実質約53万円 |
| 高効率モデル+電気温水器の撤去(国の補助・基本7万+性能加算3万+撤去2万) | 導入費用65万円 − 国の補助12万円= 実質約53万円 |
| 国+石川県ポイント還元(4万円分)を併用 | 導入費用60万円 − 国の補助7万円(基本額) − ポイント還元4万円= 実質約49万円 |
| 県キャンペーン+市町村補助を活用(津幡町の例) | 導入費用60万円 − ポイント還元4万円 − 津幡町の独自補助金20万円= 実質約36万円 |
津幡町に居住し設置費の1/2補助(上限20万円)と県のキャンペーンを組み合わせると、条件次第で実質負担がさらに軽減します。津幡町の補助は「他の国の補助金を受けていない」が条件のため、国の給湯省エネ事業との同時利用はできません。そのため、同じエコキュートについては、津幡町の補助金と国の補助金のどちらか一方を選ぶ必要があります。
正確な金額は、機種・設置条件・申請時の予算状況・各補助制度の要件によって変わります。最終的な見積もりは施工業者に依頼し、補助を含めたシミュレーションを出してもらいましょう。
エコキュート補助金の申請から受給までの流れ
- 対象機種の選定と業者選び:要件を満たす機種(寒冷地・耐塩害仕様の要否も含め)を、給湯省エネ事業者の登録がある業者と選びます。
- 交付申請(予約):契約後すぐに業者が予約手続きをします。予約で予算枠を約3か月確保します。
- 設置工事と完了報告(本申請):工事完了後、工事写真や必要書類などを添えて本申請します。
- 交付・受給:審査を経て交付されます。交付までの期間や還元方法(工事代金との相殺・現金還元)は制度・業者によって異なるため、契約時に確認します。
石川県キャンペーンのポイント還元は、購入後にQRコードまたはURLからオンライン申請(または郵送申請)する必要があります。購入時のレシートやメーカー保証書を手元に用意しましょう。
市町村の補助も申請する場合は、それぞれの申請順(事前申込の要否・工事前後どちらか)をご確認ください。
申請で失敗しないための注意点
- 申請の順番を間違えない:国の給湯省エネ事業は、工事請負契約を結んでから着工し(契約前の着工は対象外)、交付申請は工事完了後に行います。市町村によっては着工前の事前申込が必要な制度もあるため、順序を確認しましょう。
- 登録業者かどうかを自分でも確認する:住宅省エネ2026キャンペーン公式サイトで検索できます。
- 予算枯渇による早期終了:国の給湯省エネ事業・石川県キャンペーン・市町村補助はいずれも先着・予算上限があります。検討を始めたら早めに動きましょう。
- 石川県キャンペーンの省エネラベル等級を確認する:エコキュートの場合は★4.0以上(耐塩害・寒冷地仕様は★3.5以上)が必要です。等級が足りないと対象外になります
- 必要書類・写真の不備に注意:撤去前の型番写真、工事写真、レシート、保証書など。不備があると減額・差し戻しのリスクがあります。
エコキュート導入のメリット
- 電気代の削減:割安な夜間電力やヒートポンプの高効率で、ガス・電気温水器より光熱費を抑えやすいです。電気代が高止まりする北陸電力エリアでは、切り替えの効果を実感しやすいです。
- 太陽光との相性:昼間シフト機能で太陽光の余剰電力を給湯に回せば、自家消費を増やせます。
- 災害・お湯の備え:タンクのお湯を非常時の生活用水として使えます。能登半島地震の経験からも、タンクにお湯・水を備えられるエコキュートは防災の観点でも注目されています。
よくある質問(FAQ)
石川県の補助はポイント還元?現金でもらえない?
「いしかわ省エネ家電・機器購入応援キャンペーン」は、補助金の直接交付ではなく商品券等に交換できるポイントを付与する制度です。受取方法はポイント交換の形式となります。詳細は公式サイトでご確認ください。
能登半島の沿岸部に住んでいる。耐塩害仕様でも補助は使える?
国の給湯省エネ事業は補助対象機種として登録されていれば耐塩害仕様でも対象です。石川県キャンペーンも耐塩害仕様エコキュートに4万円分のポイント還元を設けています(省エネラベル★3.5以上が条件)
賃貸でも補助金は使える?
給湯省エネ事業で申請者になれるのは、住宅の建築主・購入者、リフォームの工事発注者、リース利用なら給湯器の借主です。借りて住んでいる入居者自身は申請できませんが、オーナーが既存住宅のリフォームとして発注すれば対象になります。
中古住宅でも対象?
対象です。既存住宅のリフォームとしてエコキュートを設置する場合は工事発注者が、給湯器の交換を条件に中古住宅を購入する場合は購入者が、それぞれ申請者になります。
補助金はいつもらえる?
国の補助は工事完了後に本申請・審査を経て交付されます。石川県キャンペーンのポイントは申請後に付与され、交換期限内に商品券等と交換します。交付・交換の期間は制度・業者によって異なるため、契約時に確認しましょう。
能登半島地震で家が被災した。補助の優先順位は?
国の給湯省エネ事業は被災住宅の再建・改修でも対象になります(新築・既存住宅リフォームとも対象)。被災者向けの生活再建支援金や利子助成は別制度のため、省エネ設備の補助と並行して市町村窓口にご相談ください。
まとめ|石川県は国+県キャンペーン+市町村でお得に導入できる
石川県でエコキュートを導入する場合、まず全国共通の国の給湯省エネ事業(エコキュート1台で最大20万円程度)が使えます。さらに石川県の「いしかわ省エネ家電・機器購入応援キャンペーン」でエコキュートに4万円分のポイント還元(2026年9月まで)があり、市町村でも津幡町・内灘町が独自の補助を実施中です。北陸電力エリアの電気代高止まりと寒冷地・豪雪の環境を考えると、高効率エコキュートへの切り替えで電気代の削減効果が出やすい地域でもあります。補助は予算上限・先着順です。検討を始めたら早めに登録業者へ相談することをお勧めします。
監修:えねこ編集部
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