【2026年(令和8年)】千葉県の太陽光発電補助金はいくら?金額・条件・申請方法を解説

補助金

最終確認日:2026/08/28

この記事の要約 千葉県で太陽光発電を導入する際に使える補助金は、国の住宅省エネ2026キャンペーン(みらいエコ住宅2026事業)と、県内市町村が実施する独自補助が中心です。千葉県として住民に直接補助する制度は確認できず、県はリース・PPA事業者経由の間接支援と共同購入あっせん事業を担う立場です。一方で千葉市・船橋市・松戸市・流山市などでは家庭向けの直接補助が実施されており、柏市のように予算到達で新規受付を終了した市もあります。この記事では、国のセット型支援と県内主要都市の補助状況、房総の沿岸部特有の塩害・台風対策、費用シミュレーションまで解説します。

千葉県でもらえる太陽光発電の補助金はいくら?【結論】

千葉県は東京電力エナジーパートナー管内で、電気料金が高止まりする局面では自家消費のメリットを実感しやすい地域です。房総半島の沿岸部では過去に台風で大規模停電が発生した経験もあり、太陽光と蓄電池を組み合わせて導入する家庭が増えています。

太陽光発電の補助金は「国+都道府県+市区町村」の3層で考えます。千葉県は次のとおりです。

区分補助の目安出典
国(みらいエコ住宅2026等)太陽光単体の補助はなし。GX志向型住宅で最大110万円/戸などのセット型住宅省エネ2026キャンペーン公式
千葉県(独自補助)個人への直接補助はなし。リース・PPA事業者経由の間接支援(太陽光7万円/kW・蓄電池12万円)と共同購入あっせん事業「みんなのおうちに太陽光」のみ千葉県 住宅用太陽光発電設備等に係るリース等導入促進事業補助金
市区町村(独自補助)千葉市・船橋市・松戸市・流山市など複数市で実施。1kWあたり1万〜7万円、上限4.5万〜35万円と市により幅がある。柏市は令和8年6月に予算到達し新規受付を終了千葉市 住宅用設備等脱炭素化促進事業補助金(住宅向け)
船橋市公式
松戸市 住宅用省エネルギー設備等設置費補助金
流山市地域脱炭素重点対策加速化事業費補助金
柏市 【新規受付終了】柏市太陽光発電設備設置加速化補助金

千葉県は「国+市町村」の2層で組み立てるのが基本です。まずは国の位置づけを押さえてから、市町村の状況を見ていきましょう。

国の制度:太陽光発電に直接補助はある?【全国共通】

太陽光発電の補助金を国レベルで探すと、まず知っておきたい前提があります。住宅用太陽光発電への単体の国補助は現在なく、かつて実施されていた住宅用太陽光発電導入支援補助金も2014年(平成25年度)で終了しています。

ただし、太陽光発電を含む省エネ住宅・脱炭素設備をセットで導入する場合は、国が支援する制度がいくつかあります。太陽光を含む住宅要件を満たすと補助が出る、太陽光と一緒に蓄電池を入れると蓄電池側で補助が出るといった形です。順に見ていきます。

みらいエコ住宅2026事業(住宅省エネキャンペーン)

みらいエコ住宅2026事業は、国土交通省・環境省・経済産業省の3省連携で実施される「住宅省エネ2026キャンペーン」の柱です。省エネ性能の高い新築住宅の購入や省エネリフォームを対象に、住宅単位で補助金が支給されます。太陽光は「GX志向型住宅」の要件のひとつで、住宅全体で高い省エネ性能を満たすことで補助が受けられます。

新築住宅の主な補助上限額は次のとおりです。

  • GX志向型住宅:1戸あたり110万円(温暖地5〜8地域)/125万円(寒冷地1〜4地域)※全世帯が対象
  • 長期優良住宅:1戸あたり75万円(温暖地)/80万円(寒冷地)※若者夫婦世帯・子育て世帯限定
  • ZEH水準住宅:1戸あたり35万円(温暖地)/40万円(寒冷地)※若者夫婦世帯・子育て世帯限定

千葉県は全域が温暖地区分に含まれるため、GX志向型住宅なら上限110万円が基準になります。太陽光を新築とセットで入れる家庭は、この住宅認定を狙う価値があります。

出典1:みらいエコ住宅2026事業【公式】

出典2:住宅省エネ2026キャンペーン【公式】 

DR家庭用蓄電池事業(令和7年度補正・SII)

DR家庭用蓄電池事業は、経済産業省の予算でSII(環境共創イニシアチブ)が運営する家庭用蓄電池への補助制度です。太陽光と組み合わせた自家消費・DR(需要側の電力調整)に活用できる蓄電池を対象に、1申請あたり最大60万円が補助されます。

出典:DR家庭用蓄電池事業

ただし令和7年度補正は2026年5月29日に予算到達で公募を終了しており、令和8年度補正での再開有無は要ウォッチです。

FIT・FIP制度と自家消費への移行

太陽光発電で発電した電気は、FIT(固定価格買取制度)またはFIP制度で売電できます。住宅用(10kW未満)はFITが基本で期間は10年間、2026年度からは初期投資支援スキームにより次の二段階単価になります。

出典:資源エネルギー庁 買取価格・期間等(2026年度以降)

  • 導入から1〜4年目:24円/kWh
  • 5〜10年目:8.3円/kWh

初期4年は買取単価を高めに設定し投資回収を早める狙いで、5年目以降は市場価格に近づくため自家消費に切り替える設計が有利になります。近年は「初期4年で高単価売電、5〜10年目は自家消費比率を高め、卒FIT後は蓄電池・EV充電で自家消費に完全移行」という3段階の設計が主流です。

税制優遇(住宅ローン減税・固定資産税減額)

太陽光への直接の税優遇ではありませんが、太陽光を要件に含む認定住宅(長期優良住宅・ZEH水準等)では住宅ローンの減税や借入限度額が引き上げられ、固定資産税減額の期間も延長されます。

出典:国土交通省 住宅ローン減税

国と自治体の補助金は併用できる?

国のみらいエコ住宅2026事業は、市区町村の独自補助と原則併用できます(自治体により例外あり)。千葉市の交付要綱では、国等の補助金相当額を経費から差し引く扱いが定められており、市によって計算方法が異なります。組み合わせたい場合は各要綱で併用条件を必ずご確認ください。

千葉県・市区町村の独自補助金

千葉県は、住民への直接補助という形では太陽光発電の補助制度を持っていません。県内の多くの市町村が独自の補助を実施しており、実際にどれだけ活用できるかは住んでいる市区町村の制度によって変わります。

千葉県独自の太陽光補助について

千葉県の補助制度を確認した結果、2026年度(令和8年度)時点で家庭が直接申請できる県独自の太陽光補助は確認できませんでした。県は次の2つの間接的な仕組みを担う立場です。

  • 住宅用太陽光発電設備等に係るリース等導入促進事業補助金:個人ではなく、県に登録したリース・PPA事業者が申請者となる制度です。太陽光10kW未満で7万円/kW、蓄電池12万円が事業者に補助され、利用者のリース料低減として還元されます。令和8年7月22日時点で東京電力エナジーパートナーなど4事業者が登録済みです。

出典:千葉県住宅用太陽光発電設備等に係るリース等導入促進事業補助金

  • 太陽光発電設備等共同購入支援事業「みんなのおうちに太陽光」:スケールメリットによる価格低減を狙う共同購入あっせん事業で、補助金ではありません。

出典:千葉県 太陽光発電設備等共同購入支援事業【住宅用】

個人が直接使える補助は、国のセット型支援と市区町村の独自補助が中心です。県内の多くの市町村は「住宅用設備等脱炭素化促進事業補助金」など類似の名称で運用しています。

主要市区町村の補助額一覧(令和8年度の実施状況)

千葉県内で人口の多い主要市について個別に確認した結果、次の5市で太陽光発電への補助を実施しています。

太陽光発電の補助補足条件出典
千葉市1万円/kW、上限4.5万円。蓄電池は定額7万円(太陽光との同時設置は不要で単独申請可)
出典:千葉市 住宅用設備等脱炭素化促進事業補助金(住宅向け)
「住宅用設備等脱炭素化促進事業補助金」。事後申請、受付は令和8年5月1日〜令和9年1月29日必着で実施中。国等補助との併用時は相当額を経費から差引千葉市 住宅用設備等脱炭素化促進事業補助金(住宅向け)
船橋市1.5万円/kW、上限6万円。ただし蓄電池またはHEMSの同時設置が必須で太陽光単体は対象外
出典:船橋市公式
「住宅用設備等脱炭素化促進事業補助金」。FIT契約締結必須、令和8年4月1日以降着工が対象。事後申請、受付は令和8年5月1日〜令和9年2月26日(予算720万円、8月28日時点残額約345.4万円)船橋市公式
松戸市2万円/kW、上限6万円(令和8年度新設)。蓄電池は上限7万円で太陽光との同時設置は不要
出典:松戸市 住宅用省エネルギー設備等設置費補助金
「住宅用省エネルギー設備等設置費補助金」。事後申請、受付は令和8年4月1日〜令和9年2月26日、実施中松戸市 住宅用省エネルギー設備等設置費補助金
柏市7万円/kW、上限35万円。蓄電池4kWh以上(またはV2H)の同時設置が必須
出典:柏市 【新規受付終了】柏市太陽光発電設備設置加速化補助金
「柏市太陽光発電設備設置加速化補助金」。令和8年6月2日に予算到達し新規受付を停止(再開は市公式で告知予定)。蓄電池単独は別制度「ゼロカーボンシティ促進総合補助制度」で対応柏市 【新規受付終了】柏市太陽光発電設備設置加速化補助金
流山市新築1.5万円/kW(上限6万円)、既築2.5万円/kW(上限10万円)。蓄電池を同時設置すると5万円の上乗せ補助(1回のみ)
出典:流山市地域脱炭素重点対策加速化事業費補助金
「住宅用省エネルギー設備等脱炭素化促進事業補助金」。事後申請、受付は令和8年7月21日〜令和9年3月31日、実施中。リース型の別制度「太陽光発電設備初期費用ゼロ促進補助金」(1.5万円/kW・最大30万円)も並行実施流山市地域脱炭素重点対策加速化事業費補助金

詳しくは各自治体のホームページをご確認ください。上記以外の主要市では、次のような状況です。

  • 市川市:太陽光5万円/kW(上限22.5万円)。事後申請、受付は令和8年5月7日〜令和9年3月31日ですが、令和8年8月7日時点で予算残額4,905,500円となっています。リース契約は対象外です。

出典:市川市スマートハウス関連設備導入費補助金交付事業

  • 佐倉市:太陽光1.5万円/kW(上限6万円)。事後申請で受付は令和8年6月1日からですが、8月4日時点で予算残額116万4千円と少額です。

出典:令和8年度佐倉市住宅用設備等脱炭素化促進事業補助金のご案内

  • 市原市:太陽光2万円/kW(上限9万円)。既存住宅限定で新築は対象外、蓄電池補助(上限7万円)も太陽光の既設置が条件です。

出典:市原市交付要綱

令和8年度の受付期間は、令和8年4月1日~令和9年2月26日です、予算消化状況は、令和8年7月31日現在で480万2千円です。

出典:市原市 令和8年度「市原市住宅用設備等脱炭素化促進補助金」のご案内

一方、次の市は個別確認の結果、太陽光単体への直接補助は実施していません(対象設備に太陽光そのものが含まれず、蓄電池等の補助にも太陽光の既設置・併設が条件です)。

  • 八千代市:太陽光は対象外。EV・PHEVは太陽光併設で補助額が増額されます。

出典:八千代市住宅用設備等脱炭素化促進事業補助金

  • 習志野市:対象設備7種類に太陽光は含まれません。

出典:習志野市公式 令和8年度習志野市住宅用設備等脱炭素化促進事業補助金

  • 浦安市:太陽光への直接補助の記載はありません。

出典:浦安市住宅用設備等脱炭素化促進事業補助金

  • 木更津市:対象設備6種類に太陽光は含まれません。

出典:令和8年度木更津市住宅用設備等脱炭素化促進事業補助金

市の制度は年度途中で予算が追加・終了する場合があるため、公式ページで最新の金額・申請期限を確認しましょう。

国・千葉県・市区町村は併用できる?

国のみらいエコ住宅2026事業は市区町村の独自補助と原則併用できますが、計算方法は市ごとに異なります(千葉市は国等補助相当額を経費から差引)。流山市のように併用ルールが明記されていない市もあるため、契約前に各要綱でご確認ください。

千葉県の日照時間・気候と太陽光発電の相性

千葉県は太平洋・東京湾・鹿島灘に面した房総半島を中心に、比較的温暖な気候が特徴です。銚子地方気象台の年間日照時間の平年値(1991〜2020年)は2,017.8時間、千葉地方気象台は1,945.5時間で、いずれも全国平均の1,915.9時間を上回ります。

出典:気象庁 銚子 

標準設置条件(南向き・角度30度・損失係数0.80)での1kWあたり年間発電量は1,000〜1,100kWh程度が目安です。

参考:NEDO日射量データベース

電気料金は東京電力エナジーパートナーの供給エリアで、従量電灯Bの第2段階(120〜300kWh)は税込36円40銭です。

出典:東京電力エナジーパートナー 料金単価表

電気代が高止まりする局面では、自家消費のメリットを実感しやすくなります。

房総半島の沿岸部(館山市・鴨川市・銚子市・南房総市など)は、海からの塩分を含んだ風でパネルやパワコンの金属部分が腐食しやすい塩害リスクのある地域です。設置時は耐塩害仕様の機種を検討しましょう。

台風の影響も見過ごせません。2019年の令和元年房総半島台風(台風15号)では県内で最大約64万1,000軒が停電しました。

出典:千葉県公式 令和元年房総半島台風

この経験から、蓄電池併設で災害時の電源を確保する家庭が増えています。

太陽光との組み合わせが特に効くケース

オール電化住宅・EV/PHEV保有・在宅時間が長い世帯は、昼間の電気を自家消費で賄えるため電気代削減の効果が大きくなります。房総沿岸部で停電リスクを気にする家庭は、蓄電池やV2Hを併設すれば台風などによる長期停電時にも夜間・悪天候時の電気を確保しやすくなります。

太陽光発電の容量・パネル選びのポイント(千葉県事情)

太陽光を活かすには、屋根に合った容量と機種を選ぶことが大切です。

  • 容量の目安:3〜4人世帯なら4〜5kW前後、屋根面積が広ければ6〜7kW以上も選択肢に入ります。
  • パネル種別:現在の主流は単結晶シリコンです。屋根の形状や日射条件に応じて、変換効率・保証期間・価格のバランスで選びます。
  • 沿岸部・台風への対策:海に近いエリアでは耐塩害仕様のパネル・パワコン・架台を選び、防食処理を業者に確認しましょう。台風の通過が多い地域のため、強風に耐える固定方法(釘・ビス数、耐風圧設計)も確認します。
  • 保証・メーカー:出力保証(25年前後)・製品保証(10〜15年)・自然災害補償(台風・落雷・塩害)の内容を比較しましょう。
  • 屋根の適合性:築年数が古い屋根は葺き替え・補強が必要な場合があり、施工前の屋根診断が重要です。

蓄電池・V2H・HEMSとのセット導入で補助はどう変わる?

太陽光と組み合わせる蓄電池・V2H・HEMSにも補助制度があります。船橋市は蓄電池またはHEMSの同時設置が太陽光補助の必須条件、流山市は蓄電池同時設置で5万円の上乗せ補助があります。柏市の太陽光補助(蓄電池4kWh以上必須、7万円/kW)は最も手厚い水準でしたが令和8年6月に予算到達で受付終了しています。

国のDR家庭用蓄電池事業は令和7年度補正が受付終了のため、令和8年度動向を要ウォッチです。房総半島の沿岸部では過去の台風で長期停電を経験した地域があり、卒FIT後の自家消費だけでなく災害時の電源確保という観点でも蓄電池併設への関心が高まっています。

FIT売電 vs 自家消費:千葉県ならどちらが得?

住宅用太陽光(10kW未満)のFIT買取期間は10年間で、2026年度からは初期4年間24円/kWh・5〜10年目8.3円/kWhの二段階単価になります。

出典:資源エネルギー庁 買取価格・期間等(2026年度以降)

一方、東京電力エナジーパートナー管内の電力量料金(従量電灯B第2段階)は税込36円40銭で、買取単価より家庭の購入電気単価のほうが高いのが実情です。

5kWシステムでの年間試算(目安)

年間発電量を5kW×1,050kWh/kW=5,250kWhと仮定した場合(千葉県の日照条件を踏まえた目安値、購入電気単価は税込30円/kWh想定。あくまで概算試算・個別条件で変動します)、次のような傾向になります。

  • 1〜4年目(高単価売電期):発電量の7割を売電(3,675kWh)とすると、3,675×24円=約8.8万円/年の売電収入。自家消費分(1,575kWh)で購入電気を約4.7万円/年削減。合計メリット約13.5万円/年になります。
  • 5〜10年目(低単価売電期):売電単価が8.3円/kWhに下がるため、自家消費比率を上げる方針に切り替えます。自家消費比率を5割まで上げると、売電(2,625kWh×8.3円=約2.2万円)+購入電気削減(2,625kWh×30円=約7.9万円)=合計メリット約10.1万円/年です。
  • 11年目以降(卒FIT):市場価格の売電(8〜10円/kWh前後)または自家消費が中心になります。蓄電池を併設していれば夜間消費にも回せます。

10年間トータルで見ると、初期4年で高単価売電を取り、5年目以降は自家消費比率を高めていく設計が経済合理的です。

オール電化住宅・EV/PHEV保有・在宅時間が長い家庭は自家消費比率を上げるメリットが出やすく、房総沿岸部で停電リスクを重視する家庭は蓄電池を併設すれば台風時の停電にも対応しやすくなります。日中不在の共働き世帯は、初期4年間の高単価売電で回収し5年目以降に蓄電池を後付けするのも選択肢です。

千葉県の導入費用と補助後シミュレーション

太陽光発電の導入費用は、2025年設置分・住宅用(10kW未満)の全国平均で29.0万円/kW(既築30.1万円/kW、新築28.9万円/kW)です。

出典:経済産業省 調達価格等算定委員会 第102回 資料1

5kW導入なら約145万円(新築)〜約151万円(既築)が目安で、蓄電池は8kWhクラスで本体・工事費100万円を想定します。実勢価格は施工店・機種で変動するため、最終見積もりは複数社の相見積で確認しましょう。ここに国・市区町村の補助を充てると、実質負担は次のように下がります。

ケース実質負担
新築・国のみらいエコ住宅2026事業
(GX志向型・温暖地)太陽光5kW
導入費用:145万円
145万円−国のGX志向型住宅補助:110万円=実質約35万円(145万円-110万円)
GX志向型住宅は断熱等級6以上・一次エネルギー消費量の削減率等の要件があり、全世帯が対象です。
出典:みらいエコ住宅2026事業
既存住宅・千葉市・太陽光5kW単体導入費用:151万円
151万円−千葉市補助:1万円×5kW=5万円→上限4.5万円のため4.5万円=実質約146.5万円(151万円-4.5万円)
既存住宅・船橋市・太陽光5kW+蓄電池8kWh
(同時設置必須)
導入費用:太陽光151万円+蓄電池100万円=合計251万円
251万円−船橋市補助(太陽光):1.5万円×5kW=7.5万円→上限6万円のため6万円=実質約245万円(251万円-6万円)
既存住宅・流山市・太陽光5kW+蓄電池同時設置
(既築区分)
導入費用:太陽光151万円+蓄電池100万円=合計251万円
251万円−流山市補助(太陽光・既築):2.5万円×5kW=12.5万円→上限10万円のため10万円−流山市補助(蓄電池同時設置の上乗せ):5万円=実質約236万円(251万円-10万円-5万円)

柏市(7万円/kW・上限35万円、蓄電池必須)なら251万円-35万円で実質約216万円と県内最も手厚い水準でしたが、令和8年6月2日の予算到達で受付終了済みです(参考値)。

補助の有無・金額で、同じ5kWでも実質負担が100万円以上変わります。最終的な金額は施工業者の見積もりで確認しましょう。

太陽光発電補助金の申請から受給までの流れ

  1. 業者・機種選び:国のみらいエコ住宅、市区町村の補助のいずれにも対応できる業者を選びます。沿岸部は塩害対策・耐風圧設計の実績も確認しましょう。
  2. 補助金の交付申請:千葉市・松戸市・流山市など県内の多くの市は工事完了後の事後申請ですが、船橋市のように事前の要件確認が必要な市もあります。契約前に業者と申請スケジュールを確認します。
  3. 設置工事:太陽光と蓄電池を同時に導入する場合は、双方の要件(同時設置・容量条件等)を満たす工事内容にします。
  4. 完了報告・受給:工事完了後、完了報告書と証拠書類(写真・領収書等)を提出し、審査を経て補助金が交付されます。

FIT売電を行う場合は、FIT設備認定と電力会社との売電契約の手続きも並行して必要です。船橋市のように、FIT電力受給契約の締結自体が補助の要件になっている市もあります。

申請で失敗しないための注意点

  • 申請の順番を間違えない:市区町村によって事前申請か事後申請かが異なるため、契約前に業者と申請スケジュールを確認しましょう。
  • 蓄電池・HEMSの同時設置条件に注意:船橋市・柏市(受付終了)は太陽光単体では補助対象にならず、同時設置が必須です。八千代市・習志野市・浦安市・木更津市も太陽光そのものは対象外です。
  • 予算枯渇による早期終了:柏市は令和8年6月に予算到達で終了済み、市川市・佐倉市も予算残額が僅少です。検討を始めたら早めに動き、公開時点でも公式ページで直前の受付状況を確認しましょう。
  • リース・PPAでの導入時は要件に注意:市川市はリース契約を補助対象外としており、千葉県のリース等導入促進事業補助金は登録事業者経由でのみ利用できます。
  • 必要書類・写真の不備に注意:屋根の写真、施工中の写真、機器の型番写真など指定書類が細かく決まっています。

太陽光発電導入のメリット・デメリット

メリット

  • 電気代の削減:自家消費で購入電気を減らせます。電気料金が高止まりする局面では効果を実感しやすくなります。
  • 売電収入:FITで10年間、余剰電力を固定価格で売電できます。
  • 災害時の非常用電源:停電時にパワコンの自立運転モードに切り替えれば日中の発電分を家庭内で使えます。房総沿岸部では過去の台風被害の経験から蓄電池を併設する家庭も増えています。
  • 日照条件の良さ:銚子・千葉の年間日照時間は全国平均を上回ります。

デメリット・注意点

  • 初期費用:5kWで約145〜151万円が目安(経産省2025年統計)。補助でカバーできる範囲には限りがあります。
  • 塩害・台風リスク:沿岸部では耐塩害仕様や耐風圧設計が必要になり、対応機種は費用が上振れることがあります。
  • メンテナンス:パワコンは10〜15年で交換が必要で、パネルも20〜25年前後で発電効率が下がります。
  • 売電単価の低下:FIT単価は年々下落しており、卒FIT後は自家消費への切り替えが前提となります。

よくある質問(FAQ)

太陽光発電に国からの補助金はもう出ないの?

住宅用太陽光発電システム単体への国補助は2014年で終了しました。ただし「みらいエコ住宅2026事業(GX志向型住宅等)」など、太陽光を要件に含む間接的な国の制度はあります。詳細は本文をご確認ください。

千葉県には補助金はないの?

家庭が直接申請できる千葉県独自の太陽光補助は確認できませんでした。県はリース・PPA事業者経由の間接支援と共同購入あっせん事業「みんなのおうちに太陽光」を実施しています。太陽光の直接補助は、お住まいの市区町村の制度と国のみらいエコ住宅2026事業の組み合わせが基本です。

柏市・市川市・佐倉市の補助はもう終わっているの?

柏市(7万円/kW・上限35万円、蓄電池4kWh以上必須)は令和8年6月2日の予算到達で新規受付を停止済みです。市川市・佐倉市は受付継続中ですが予算残額が僅少なため、申請前に各市の公式ページで直前の状況を確認しましょう。

太陽光だけでも市の補助は使えるの?

市によって異なります。千葉市・松戸市・流山市は太陽光単体でも対象ですが、船橋市・柏市(受付終了)は蓄電池またはHEMSの同時設置が必須です。八千代市・習志野市・浦安市・木更津市は太陽光そのものが対象外です。お住まいの市区町村の要件を確認しましょう。

房総の沿岸部でも太陽光は設置できる?台風で停電した経験があるが役立つ?

設置できますが、海に近いエリアでは耐塩害仕様のパネル・パワコン・架台を選びましょう。停電時はパワコンを自立運転モードに切り替えれば日中の発電分を使えます。令和元年房総半島台風では県内で最大約64万1,000軒が停電しており、こうした経験から蓄電池を併設する家庭が増えています。

賃貸・中古住宅でも太陽光の補助は使える?

賃貸住宅の入居者自身は申請できませんが、オーナーがリフォームとして発注する場合は工事発注者として対象になります。中古住宅への後付けも同様です。市原市のように既存住宅限定の制度もあるため、対象条件は事前に確認しましょう。

補助金はいつもらえる?

工事完了後に完了報告・審査を経て交付されます。交付までの期間は制度・業者により異なりますが、数か月かかるのが一般的です。契約時に業者へ目安を確認しましょう。

まとめ|千葉県は(国+)市区町村でお得に導入できる

千葉県で太陽光発電を導入する場合、県独自の直接補助はないものの、市区町村の補助を組み合わせることで実質負担を抑えられます。千葉市・松戸市は太陽光単体でも申請できる一方、船橋市は蓄電池またはHEMSの同時設置が必須、流山市は蓄電池同時設置で上乗せ補助があるなど条件は市によって異なります。柏市(上限35万円)は令和8年6月に予算到達で受付終了、市川市・佐倉市も予算残額が僅少です。八千代市・習志野市・浦安市・木更津市のように太陽光単体への直接補助がない市もあるため、お住まいの市区町村の制度は必ず確認しましょう。

千葉県は銚子・千葉ともに年間日照時間が全国平均を上回り、太陽光発電と相性の良い地域です。房総半島の沿岸部は塩害・台風対策が必要になる一方、過去の台風による大規模停電の経験から蓄電池併設のニーズも高まっています。補助金はどれも予算上限・先着順で、柏市のように年度途中で受付終了する制度も既に出ています。検討を始めたら早めに登録業者へ相談し、複数の見積もりを比べるのが近道です。

監修:えねこ編集部

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