【2026年(令和8年)】宮城県の太陽光発電補助金はいくら?金額・条件・申請方法を解説

補助金

最終確認日:2026/08/30

この記事の要約 宮城県で太陽光発電を導入するときは、県独自の「スマートエネルギー住宅普及促進事業補助金」が使えます。太陽光発電3万円・蓄電池4万円・V2H 4万円・みやぎZEH 25万円といった定額補助で、年3回の募集に分かれているのが特徴です。さらに仙台市・石巻市・大崎市など市町村独自の補助を上乗せできることがあり、国の住宅省エネ2026キャンペーンと組み合わせれば「国+県+市町村」の3層で負担を下げられます。この記事では、国の制度の位置づけと宮城県の補助内容、主要市町村の状況、寒冷地ならではの選び方、費用シミュレーションまで解説します。

宮城県でもらえる太陽光発電の補助金はいくら?【結論】

宮城県は東北の中では比較的温暖で日照条件も悪くない地域ですが、冬季の暖房・給湯需要は大きく、電気料金の上昇が家計に影響しやすいエリアです。太陽光と蓄電池を組み合わせて自家消費を増やす家庭が増えています。

太陽光発電の補助金は「国+都道府県+市区町村」の3層で考えます。この3層で宮城県を見ると、次のようになります。

区分補助の目安出典
国(みらいエコ住宅2026等)太陽光単体の補助はなし。GX志向型住宅(寒冷地)で最大125万円/戸などのセット型住宅省エネ2026キャンペーン公式
宮城県(独自補助)スマートエネルギー住宅普及促進事業補助金:太陽光(蓄エネ設備併設タイプ)3万円/蓄電池4万円/V2H 4万円/みやぎZEH 25万円(いずれも1件あたり定額)令和8年度スマートエネルギー住宅普及促進事業補助金について
市町村(独自補助)仙台市・石巻市・大崎市・気仙沼市などで実施。県補助と併用できる場合あり仙台市 太陽光発電等導入補助金(既存戸建住宅向け)

仙台市 太陽光発電等導入補助金(新築戸建住宅向け)

石巻市 令和8年度太陽光発電等普及促進事業補助金のお知らせ

大崎市 エコ改善推進事業

気仙沼市 令和8年度住宅用スマートエネルギー設備普及促進事業補助金

宮城県は県の直接補助があるため、「国+県+市町村」の3層をすべて重ねられる可能性があります。まずは全国共通の国の位置づけを押さえてから、県・市町村の補助を見ていきましょう。

国の制度:太陽光発電に直接補助はある?【全国共通】

太陽光発電の補助金を国レベルで探すと、まず知っておきたい前提があります。それは、住宅用太陽光発電への「単体の国補助」は現在ありません。かつて実施されていた住宅用太陽光発電導入支援補助金は2014年(平成25年度)で終了しています。

ただし、太陽光発電を含む省エネ住宅・脱炭素設備をセットで導入する場合は、国が支援する制度がいくつかあります。太陽光発電の設置費用を直接下げる制度ではなく、「太陽光を含む住宅要件を満たすと補助が出る」「太陽光と一緒に蓄電池を入れると蓄電池側で補助が出る」といった形です。順に見ていきます。

みらいエコ住宅2026事業(住宅省エネキャンペーン)

みらいエコ住宅2026事業は、国土交通省・環境省・経済産業省の3省連携で実施される「住宅省エネ2026キャンペーン」の柱です。省エネ性能の高い新築住宅の購入や既存住宅の省エネリフォームを対象に、住宅単位で補助金が支給されます。太陽光は「GX志向型住宅」の要件のひとつになっており、住宅全体で高い省エネ性能を満たすことで補助が受けられます。

新築住宅の主な補助上限額は次のとおりです。

  • GX志向型住宅:1戸あたり110万円(温暖地5〜8地域)/125万円(寒冷地1〜4地域)※全世帯が対象
  • 長期優良住宅:1戸あたり75万円(温暖地)/80万円(寒冷地)※若者夫婦世帯・子育て世帯限定
  • ZEH水準住宅:1戸あたり35万円(温暖地)/40万円(寒冷地)※若者夫婦世帯・子育て世帯限定

宮城県は内陸部を中心に寒冷地区分に含まれる自治体が多く、GX志向型住宅なら寒冷地加算125万円の対象になり得ます。太陽光を新築とセットで入れる家庭は、この住宅認定を狙う価値があります。

出典1:みらいエコ住宅2026事業【公式】 

出典2:住宅省エネ2026キャンペーン【公式】

では、太陽光と組み合わせて使える別の国支援も見ていきます。

DR家庭用蓄電池事業(令和7年度補正・SII)

DR家庭用蓄電池事業は、経済産業省の予算でSII(一般社団法人 環境共創イニシアチブ)が運営する、家庭用蓄電池への補助制度です。太陽光と組み合わせた自家消費・DRに活用できる蓄電池を対象に、1申請あたり最大60万円が補助されます。

出典:DR家庭用蓄電池事業

ただし、令和7年度補正は2026年5月29日に交付申請額が予算に達したため、公募は既に終了しています(公式に「公募の再開を行う予定はありません」と明記)。令和8年度補正での再開があるかは、経産省・SII公式で最新情報の確認が必要です。太陽光と蓄電池を同時に検討している家庭は、次年度事業の情報が出た段階で早めに動きましょう。

FIT・FIP制度と自家消費への移行

太陽光発電で発電した電気は、FIT(固定価格買取制度)またはFIP制度で電力会社に売電できます。住宅用(10kW未満)はFITが基本で、10年間の固定価格買取が保証されます。2026年度のFIT買取単価(住宅用10kW未満)は初期4年間が24円/kWh、5〜10年目が8.3円/kWhの2段階制(初期投資支援スキーム)です。

出典:資源エネルギー庁 買取価格・期間等(2026年度以降)

近年は買取単価の下落と電気料金の上昇で、「初期4年で高単価売電をしっかり取り、5年目以降は自家消費比率を高める」「10年経過後(卒FIT)は蓄電池・EV充電で自家消費に完全移行」という3段階の設計が主流です。

税制優遇(住宅ローン減税・固定資産税減額)

太陽光発電への直接の税優遇ではありませんが、太陽光を要件に含む認定住宅(長期優良住宅・低炭素住宅・ZEH水準)では、住宅ローンの減税や借入限度額が引き上げられ、長期優良住宅では新築住宅の固定資産税の減額期間が延長されます。

出典:国土交通省 住宅ローン減税

新築で太陽光を検討する場合、住宅認定と組み合わせて総合的な負担軽減を計算するのが得です。

国と自治体の補助金は併用できる?

国のみらいエコ住宅2026事業は、都道府県・市区町村の独自補助と原則併用できます(自治体により例外あり)。宮城県の場合は県の直接補助があるため、「国+県+市町村」の3層を重ねられる可能性があります。ただし市町村補助は「国・県の同一補助対象工事は対象外」としているケースもあるため、契約前に併用ルールを必ずご確認ください。

宮城県・市町村の独自補助金

宮城県の独自補助(スマートエネルギー住宅普及促進事業補助金)

宮城県は、家庭における二酸化炭素排出削減と災害時の電源確保を目的に「令和8年度スマートエネルギー住宅普及促進事業補助金」を実施しています。自ら居住する住宅に対象設備を導入した県民が対象で、設備ごとに定額の補助が受けられます。

補助額は次のとおりです。

  • 太陽光発電(蓄エネ設備を併設する場合):1件あたり3万円
  • 蓄電池:1件あたり4万円
  • V2H:1件あたり4万円
  • みやぎZEH:1件あたり25万円
  • 既存住宅の省エネ改修:1箇所あたり2千円〜9万円

太陽光発電への補助は蓄電池などの蓄エネ設備を併設することが条件になっており、太陽光単体では対象外です。太陽光と蓄電池を同時に導入すれば、県補助だけで3万円+4万円=7万円が受けられます。

申請は年3回の募集に分かれています。

  • 一次募集:令和8年5月25日〜6月5日
  • 二次募集:令和8年9月28日〜10月9日
  • 三次募集:令和8年11月24日〜12月4日

申請窓口は一般財団法人宮城県建築住宅センターです。募集期間が短く区切られているため、工事のスケジュールと申請時期を業者と早めに合わせておきましょう。窓口の所在地や連絡先は県公式ページでご確認ください。

出典:令和8年度スマートエネルギー住宅普及促進事業補助金について

なお、県は「別途、国や市町村においてスマートエネルギー住宅関連の支援制度を実施している場合があります」と案内しています。併用可否等、詳しくは各種公式ページでご確認ください。

県内主要市町村の補助状況

県の補助に加えて、市町村が独自に補助を行っていることがあります。宮城県内で人口の多い主要市について確認した結果は次のとおりです。

市町村制度名補助内容令和8年度実施出典URL
仙台市太陽光発電等導入補助金(既存戸建住宅向け)
太陽光発電等導入補助金(新築戸建住宅向け)
既存戸建住宅への太陽光・蓄電池同時導入で定額30万円を補助(令和8年度予算3,090万円)。
新築戸建て住宅への断熱性能や太陽光発電の出力容量に応じて最大60万円の補助令和8年度予算1億2,240万円)
令和8年4月1日以降の契約・工事着手前の申請・現行耐震基準・発電量の30%以上を自家消費が要件
出典:仙台市 太陽光発電等導入補助金(既存戸建住宅向け)
仙台市 太陽光発電等導入補助金(新築戸建住宅向け)
実施中仙台市 太陽光発電等導入補助金(既存戸建住宅向け)
仙台市 太陽光発電等導入補助金(新築戸建住宅向け)
石巻市令和8年度太陽光発電等普及促進事業補助金太陽光:2万円/kW(個人上限8万円)/蓄電池:2万円/kWh(個人上限8万円)。令和7年4月1日以降に設置完了・市内に住所を有する個人・自らの住居・市税の滞納がないことが要件
出典:石巻市 令和8年度太陽光発電等普及促進事業補助金のお知らせ
実施中(令和8年4月1日〜令和9年3月12日)石巻市 令和8年度太陽光発電等普及促進事業補助金のお知らせ
大崎市エコ改善推進事業補助金太陽光:1万円/kW(上限5万円。1kW以上2kW未満1万円〜5kW以上5万円の段階制)/蓄電池:一律10万円/V2H:一律5万円。10kW未満の未使用品が対象
出典:大崎市 エコ改善推進事業補助金
実施中(年2期制:第1期=令和8年6月1日〜6月30日、第2期=令和8年12月1日〜12月18日)大崎市 エコ改善推進事業補助金
気仙沼市令和8年度住宅用スマートエネルギー設備普及促進事業補助金太陽光:4万円/件/蓄電池:5万円/件/家庭用燃料電池:5万円/件。市内に住所を有する・市税の滞納がないこと・設置完了後(太陽光は電力受給契約後)の申請が要件。交付予定55件程度
出典:気仙沼市 令和8年度住宅用スマートエネルギー設備普及促進事業補助金
実施中(令和8年4月1日〜令和9年1月29日、予算到達次第終了)
気仙沼市 令和8年度住宅用スマートエネルギー設備普及促進事業補助金

詳しくは各自治体のホームページをご確認ください。補助の有無・金額・申請順は市町村ごとに違います。太陽光発電単体ではなく「再エネ機器導入補助」「住宅リフォーム補助」の枠で対象になっていることもあるので、太陽光という言葉だけで判断せず、各市町村の環境・住宅関連の補助制度を幅広くご確認ください。

なお宮城県は「再生可能エネルギー設備等導入に係る市町村補助金一覧」を公開しており、名取市・岩沼市・蔵王町なども掲載されています。

出典:宮城県 市町村補助金一覧

市町村補助の探し方

  • 検索する:`(市町村名)太陽光 補助金 令和8年度` `(市町村名)再生可能エネルギー 補助` で検索し、各自治体の環境課・エコ推進課のページを確認します。
  • 県の一覧から探す:宮城県の「市町村補助金一覧」ページで県内自治体の実施状況をまとめて確認できます。
  • 環境省のサイトで探す:地方公共団体実行計画策定・実施支援サイト(`https://www.env.go.jp/policy/local_keikaku/`)で全国の自治体支援制度を検索できます。
  • 施工業者に聞く:地域の業者は該当エリアの補助に詳しく、最新情報を教えてもらえることが多いです。

宮城県の日照時間・気候と太陽光発電の相性

宮城県は太平洋側の気候で、東北地方の中では比較的日照条件に恵まれた地域です。仙台市の年間日照時間は1,836.9時間(気象庁1991〜2020年平年値)で、全国平均の1,915.9時間に近い水準にあります。

出典:気象庁 過去の気象データ検索

標準的な設置条件(南向き・角度30度・損失係数0.80)で試算した1kWあたりの年間発電量は1,000〜1,100kWh程度が業界標準の目安です(計算式:容量×日射量×損失係数

参考:NEDO日射量データベース METPV-20

東北電力管内の電気料金は近年上昇傾向にあり、自家消費で購入電気を減らすメリットが大きくなっています。最新単価は東北電力の料金表で確認できます。

出典:東北電力 従量電灯B

県内でも沿岸部(仙台・石巻・気仙沼)と内陸部(大崎・栗原・蔵王)で気候が異なります。内陸部は冬季の積雪・冷え込みが強く、蔵王山麓などでは積雪対策が必要です。沿岸部は積雪が少ない一方、潮風による塩害対策を検討する必要があります。

太陽光との組み合わせが特に効くケース

  • オール電化・電気給湯(エコキュート):昼間の余剰電力を給湯に回せる
  • EV・PHEVを保有:昼間充電で走行コストを下げられる(県のV2H補助4万円も活用可)
  • 在宅時間が長い:在宅ワーク・シニア世帯は日中の電力消費が多い

太陽光発電の容量・パネル選びのポイント(宮城県事情)

宮城県では沿岸部と内陸部で設置条件が変わるため、地域に応じた機種選びが重要です。

  • 容量の目安:3〜4人世帯なら4〜5kW前後、屋根面積が広ければ6〜7kW以上も選択肢に入ります。
  • パネル種別:現在の主流は単結晶シリコン。屋根の形状や日射条件に応じて、変換効率・保証期間・価格のバランスで選びます。
  • 積雪対策(内陸部):大崎・栗原・蔵王など内陸部では、設置角度を30度前後にして雪が滑り落ちやすい設計にします。積雪荷重に耐える架台選定も確認しましょう。
  • 塩害対策(沿岸部):仙台・石巻・気仙沼などの沿岸部では耐塩害仕様のモデルを検討します。
  • 蓄電池のセット導入:宮城県の補助は太陽光単体では対象外で、蓄エネ設備の併設が条件です。県補助を使うなら蓄電池とのセット導入が前提になります。
  • 保証・メーカー:出力保証(25年前後)・製品保証(10〜15年)・自然災害補償(積雪・落雷・塩害)の内容を比較しましょう。

蓄電池・V2H・HEMSとのセット導入で補助はどう変わる?

宮城県の補助制度は、太陽光単体よりもセット導入のほうが有利な設計になっています。

  • 蓄電池:県補助4万円。太陽光への県補助3万円を受けるための必須条件にもなっているため、実質セットでの導入が前提です。仙台市・石巻市・大崎市などでは市町村補助も上乗せできることがあります。
  • V2H:県補助4万円。EV・PHEVを保有している家庭なら、太陽光・蓄電池と組み合わせることで停電時の電源確保と走行コスト削減を両立できます。
  • みやぎZEH:25万円と金額が大きく、新築で太陽光を導入する家庭は国のみらいエコ住宅2026事業と合わせて検討する価値があります。

国のDR家庭用蓄電池事業は令和7年度補正が受付終了のため、令和8年度動向を要ウォッチです。太陽光と蓄電池の同時導入を検討している家庭は、次年度事業の情報が出た段階で早めに動きましょう。

卒FIT後(10年経過後)は売電単価が大きく下がるため、蓄電池で余剰電力を貯めて自家消費に回す構成が経済的に有利になります。

FIT売電 vs 自家消費:宮城県ならどちらが得?

住宅用太陽光(10kW未満)のFIT買取期間は10年間。2026年度は初期投資支援スキームが導入され、初期4年間が24円/kWh、5〜10年目が8.3円/kWhの2段階制になります。

出典:資源エネルギー庁 買取価格・期間等(2026年度以降)

10年平均で見ると単価は下落傾向で、電気の買取単価より家庭で使う電気の購入単価のほうが高い(=売電より自家消費のほうが得)というケースが増えています。

宮城県では、仙台市の補助が「発電量の30%以上を自家消費すること」を要件にしているように、自治体側も自家消費型を後押しする設計になっています。冬季の暖房・給湯需要が大きい家庭、オール電化・EV充電の家庭では自家消費のメリットが出やすくなります。

一方で、初期費用の負担を抑えたい家庭は「初期4年の高単価売電で回収を早め、5年目以降に自家消費へ切り替える」設計にする選択肢もあります。家族構成・在宅時間・EVの有無で、どちらが得かは変わります。

宮城県の導入費用と補助後シミュレーション

太陽光発電の導入費用は、2025年設置分・住宅用(10kW未満)の全国平均で29.0万円/kW(既築30.1万円/kW、新築28.9万円/kW)です。

出典:経済産業省 調達価格等算定委員会 第102回 資料1

5kW導入の場合、平均で約145万円(新築)〜約151万円(既築)が目安です。実勢価格は施工店・機種で変動するため、最終的な見積もりは複数社の相見積で確認しましょう。補助金を充てると、実質負担は次のように下がります。

ケース実質負担
既存住宅・県補助のみ
(太陽光5kW+蓄電池)
導入費用251万円(太陽光151万円+蓄電池100万円)− 7万円(太陽光3万円+蓄電池4万円=県補助7万円) = 実質約244万円
仙台市・県+市の併用
(太陽光5kW+蓄電池)
導入費用:太陽光151万円+蓄電池100万円=251万円
251万円−県補助7万円+仙台市の太陽光等導入補助(既存住宅の場合30万円)を上乗せ。(自家消費30%以上の要件を満たす必要があります。)= 実質約214万円
石巻市・県+市の併用
(太陽光5kW+蓄電池8kWh)
導入費用251万円 − 23万円 (県補助7万円+石巻市(太陽光2万円/kW×5kW=10万円だが個人上限8万円/蓄電池2万円/kWh×8kWh=16万円だが個人上限8万円=計16万円))= 実質約228万円
大崎市・県+市の併用
(太陽光5kW+蓄電池)
導入費用251万円 − 22万円(県補助7万円+大崎市太陽光5万円+蓄電池一律10万円=15万円) = 実質約229万円。大崎市は蓄電池が一律10万円と県内でも手厚い水準です
新築・国のみらいエコ住宅2026事業
(GX志向型・寒冷地)5kW
導入費用175万円 − GX志向型(寒冷地)125万円 = 実質約50万円(※GX志向型は全世帯対象・断熱等級6以上等の要件あり)

正確な金額は、機種・設置条件・申請時の予算状況・各自治体の補助額で変わります。最終的な見積もりは施工業者に依頼し、補助を含めたシミュレーションを出してもらいましょう。

太陽光発電補助金の申請から受給までの流れ

  1. 業者・機種選び:国のみらいエコ住宅、県のスマートエネルギー住宅補助、市町村補助のすべてに対応できる業者を選びます。
  2. 補助金の交付申請:宮城県の補助は年3回の募集期間(5月・9月・11月)に区切られています。市町村補助は着工前の事前申込が必須のところが多いです。契約書のサイン前に業者と申請スケジュールを確認します。
  3. 設置工事:交付決定後に着工。パネル設置・パワコン設置・系統連系工事を行います。
  4. 完了報告・受給:工事完了後、完了報告書と証拠書類を提出し、審査を経て補助金が交付されます。

FIT売電を行う場合は、これと並行してFIT設備認定と電力会社との売電契約の手続きが必要です。

申請で失敗しないための注意点

  • 募集期間を逃さない:宮城県の補助は年3回の募集期間(各回2週間程度)に限られています。大崎市も年2期制(6月・12月)で募集期間が区切られています。工事のスケジュールと募集時期がずれると、その年度の補助を受けられなくなることがあります。県・市町村それぞれの募集時期を早めに押さえておきましょう。
  • 太陽光単体では県補助が使えない:県のスマートエネルギー住宅補助は、太陽光への補助に蓄エネ設備の併設が条件です。蓄電池なしで太陽光だけ導入する計画なら、市町村補助や国の制度を軸に検討します。
  • 申請の順番を間違えない:市町村補助は着工前の事前申込が必須のケースが多いため、契約前に業者と申請スケジュールを確認します。仙台市は「工事着手前の申請」が明記されています。
  • 予算枯渇による早期終了:先着順・予算上限のため、検討を始めたら早めに動きます。
  • 必要書類・写真の不備に注意:設置前の屋根の写真、施工中の写真、機器の型番写真など、指定書類が細かく決まっています。

太陽光発電導入のメリット・デメリット

メリット

  • 電気代の削減:自家消費で購入電気を減らせます。東北電力管内の電気料金上昇局面では効果を実感しやすいです。
  • 売電収入:FITで10年間、余剰電力を固定価格で売電できます(初期4年は24円/kWh)。
  • 災害時の非常用電源:停電時にパワコンの自立運転モードで日中の発電分を家庭内で使えます。宮城県は東日本大震災の経験から災害時の電源確保への関心が高く、県の補助も「災害時の電源確保」を目的に掲げています。
  • 県・市町村の補助が重ねやすい:県の直接補助があるため、国・県・市町村の3層を組み合わせやすい環境です。

デメリット・注意点

  • 初期費用:5kWで平均約145万円(新築)〜約151万円(既築)が目安(経産省2025年統計)。蓄電池を併設すると総額はさらに上がります。
  • 県補助の金額は定額で小さめ:太陽光3万円・蓄電池4万円と定額のため、kW単価型の補助を持つ県と比べると補助額は控えめです。市町村補助との併用で補います。
  • メンテナンス:パワコンは10〜15年で交換が必要。パネルは20〜25年で徐々に発電効率が下がります。
  • 売電単価の低下:FIT単価は年々下落しており、卒FIT後は自家消費への切り替えが前提となります。

よくある質問(FAQ)

宮城県の補助は太陽光だけでも使える?

使えません。県のスマートエネルギー住宅普及促進事業補助金は、太陽光発電への補助(3万円)に蓄電池などの蓄エネ設備の併設が条件です。太陽光単体で導入する場合は、市町村補助や国の制度を軸に検討しましょう。

県の補助と市町村の補助は併用できる?

併用できる場合がありますが、制度ごとに条件が異なります。併用可否等、詳しくは県・お住まいの市町村の各種公式ページでご確認ください。

募集期間を逃したらどうなる?

宮城県の補助は年3回(一次5月25日〜6月5日、二次9月28日〜10月9日、三次11月24日〜12月4日)の募集期間に限られています。募集期間外は申請できないため、工事のスケジュールを募集時期に合わせて組むのが基本です。

賃貸でも補助金は使える?

入居者自身は申請できません。オーナーが既存住宅のリフォームとして太陽光を発注する場合は、工事発注者として対象になります。集合住宅への設置は建物構造上の制約もあるため、事前に業者と検討しましょう。

中古住宅でも対象?

対象です。既存住宅への後付け(リフォーム)で太陽光を設置する場合、工事発注者として県補助・市町村補助を申請できます。仙台市の補助は既存戸建住宅向けの制度として設計されています。

補助金はいつもらえる?

工事完了後に完了報告・審査を経て交付されます。交付までの期間は数か月かかるのが一般的です。契約時に業者へ目安を確認しましょう。

FIT終了後(卒FIT)はどうすればいい?

FIT買取期間(10年)が終わると、売電単価は市場価格に近い水準まで下がります。蓄電池を追加して自家消費比率を上げるか、新電力会社の卒FIT買取メニューを比較して有利な契約に切り替えるのが一般的です。

まとめ|宮城県は国+県+市町村の3層で導入できる

宮城県で太陽光発電を導入する場合、県独自の「スマートエネルギー住宅普及促進事業補助金」(太陽光3万円・蓄電池4万円・V2H 4万円・みやぎZEH 25万円)が使えます。太陽光への補助は蓄エネ設備の併設が条件のため、蓄電池とのセット導入が基本です。さらに仙台市・石巻市・大崎市など市町村独自の補助を上乗せできることがあり、国の住宅省エネ2026キャンペーンと組み合わせれば3層で負担を下げられます。

県の補助は年3回の募集期間に区切られており、各回2週間程度と短いのが特徴です。工事のスケジュールと申請時期を早めに合わせておきましょう。補助金は予算上限・先着順です。検討を始めたら早めに登録業者へ相談するのがおすすめです。

監修:えねこ編集部

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