ホンダ Super-ONE(スーパーワン)とは?航続距離や価格・走行性能を小型EVと比較

ホンダ Super-ONE(スーパーワン)は、軽自動車の枠を超える小型EVとして注目を集めている自動車です。コンパクトサイズで日常使いがしやすく、外部給電に対応するなど高い実用性も大きな特徴です。本記事では、ホンダのスーパーワンのスペックや価格などを詳しく解説していきます。
ホンダ Super-ONE(スーパーワン)とは

ホンダ Super-ONE(スーパーワン)は、移動手段としてだけでなく、デザインや走行性能など小型EVとして独自の走行体験を特徴としています。導入を検討している方は、基本的な特徴について把握しておきましょう。
Hondaが展開する小型EV
ホンダは商用向けの小型EVであるN-VAN e:や、軽乗用EVであるN-ONE e:に続くモデルとして、Super-ONEをラインナップに加えました。2026年4月10日に発売を発表し、4月16日に先行予約を受け付け、5月22日に販売を開始しました。
軽自動車の扱いやすさをベースに、新しい特徴を提供するモデルです。バッテリーを床下に配置することで、重心を低くしています。そのため、狭い路地から高速道路まで軽快に走行しやすい作りとなっています。
Super-ONEのコンセプトと特徴
スーパーワンはe: Dash BOOSTER(イー ダッシュ ブースター)がコンセプトです。日常の使い勝手の良さだけでなく、これまでにないような体験を提供しています。
Superとは従来の小型EVの特徴を超越する存在という意味があり、Oneには唯一無二の価値を届けたいという想いが込められています。ワイドスタンスや専用エアロパーツのほか、音響や加速制御や走行演出などドライバーにとって魅力的な仕掛けが多くある小型EVです。
N-ONE e:との位置づけの違い
N-ONE e:は同じ小型EVですが、「e:Daily Partner」がコンセプトとなっています。つまり、日常の暮らしにおける使い勝手を重視しています。
一方でスーパーワンは走る楽しさに特化したモデルです。N-ONE e:の低床パッケージなどを引き継ぎ、よりエモーショナルな走りを追求したスポーツ志向が特徴です。
ホンダ Super-ONEの価格と基本スペック

ホンダ Super-ONEを購入するにあたって、基本的なスペックを理解することが大切です。ここでは、次の情報について解説します。
- 価格と標準装備
- バッテリー容量とモーター出力
- 車両重量・乗車定員などの基本スペック
価格相場と標準装備
ホンダ Super-ONEのメーカー希望小売価格は3,390,200円(税込)です。車両には、15インチアルミホイールやGoogle搭載Honda CONNECTディスプレーなどが搭載されています。
さらに、BOSEプレミアムサウンドシステムが標準装備されており、音にこだわる人にも魅力的な車両です。このように、充実した装備が充実していることも特徴です。
バッテリー容量とモーター出力
ホンダ Super-ONEのバッテリー総電力量は29.6kWhとなっています。
またモーター最高出力は通常走行時で47kWです。さらに、BOOSTモードでは70kWまで拡大可能です。パワーユニットの性能を引き出すことで、力強い加速を実現します。
車両重量・乗車定員などの基本スペック
ホンダ Super-ONEの車両重量・乗車定員などの基本スペックは以下の通りです。
| 項目 | 数値 |
| 全長 | 3,580mm |
| 全幅 | 1,575mm |
| 全高 | 1,615mm |
| 乗車定員 | 4名 |
| 車両重量 | 1,090kg |
| 駆動方式 | FF |
車両重量は1,090kgと小型EVクラスでは軽量で、軽快な走行を実現しています。また、大人4人が乗車できる4名乗車仕様となっています。普段使いからドライブまで幅広く利用できるEVです。
補助金を考慮したホンダ Super-ONEの実質購入価格

Super-ONEを購入する際は、国や自治体が実施する補助金を利用できる場合があります。補助金を利用すれば、実質的な購入負担額を抑えることが可能です。購入前に利用できる補助金を確認しておきましょう。
国のCEV補助金を利用した場合
経済産業省ではCEV補助金(クリーンエネルギー自動車導入促進補助金)を実施しています。Super-ONEは環境性能や充電インフラの充実度などが評価されている小型EVです。
そのため、購入時には国からのCEV補助金として130万円の交付を受けられます。
初期費用の負担を大きく軽減できるため、購入前に確認しておくことが重要です。
自治体補助金と併用した場合
国の補助金とは別に、地方自治体によっては補助金を提供している場合があります。例えば、東京都の場合は90万円からの補助金が設定されています。
CEV補助金が130万円(令和7年度補正予算の場合)、東京都の補助金が90万円から(令和8年度)であるため、東京都で購入する場合は合計220万円以上の負担軽減が見込めるでしょう。他にも都道府県によって自治体補助金を受けられる場合があるので、購入する地域の制度を確認することが大切です。
補助金適用後の実質負担額
ホンダ Super-ONEのメーカー希望小売価格は3,390,200円(税込)です。また、ホンダ Super-ONEのCEV補助金が130万円の場合、実質負担額は2,090,200円(税込)となります。
実際には販売店での販売額は変動するため、一つの目安とするとよいでしょう。また、自治体補助金と併用できる場合はさらに負担額を軽減できます。
ホンダ Super-ONEの航続距離・充電性能・走行性能

ホンダ Super-ONEは、最大274kmの航続距離に加えて、充電性能にも優れた小型EVです。また、最高出力を70kWに高められるなど、運転を楽しめる走行制御技術も採用されています
WLTCモードで274kmの航続距離
ホンダ Super-ONEの航続距離は、WLTCモードで274kmです。そのため、毎日20〜30km運転する場合でも、1週間に1度程度の充電で運用できる計算です。
また、片道100kmほどのドライブや高速道路を使ったお出かけにも利用できます。走行環境によって航続距離は変動しますが、日常使いから遠出まで対応しやすい航続距離だといえるでしょう。
29.6kWhのバッテリーを搭載
車体の床下部分に、29.6kWhのバッテリーを搭載しています。薄型設計のため、車内空間を狭めることもありません。
その結果コーナリング時の横揺れを抑え、安定した走行につながります。十分な電力と走行安定性を両立した小型EVだといえるでしょう。
普通充電・急速充電にかかる時間
AC200Vを使った自宅での普通充電に対応しています。また、CHAdeMO規格に適合していることから、外出先での急速充電も利用可能です。
出力6kWの普通充電を使った場合、ほぼ空の状態から約4.5時間でフル充電となります。また、外出先では、充電出力によっては約30分でバッテリーの約80%まで充電できるため、長距離ドライブにも向いています。
BOOSTモードで最高出力70kWを実現
ホンダ Super-ONEに搭載されているBOOSTモードを作動すると、モーターの出力を70kWに高めることが可能です。通常は47kWで、BOOSTモードでは力強い加速を楽しめます。
急な上り坂や高速道路での合流などでも、力強い走行をサポートします。ホンダ Super-ONEはEVとしての性能に加えてスポーティーな走行も特徴です。
仮想7段シフトとパドルシフト
BOOSTモードを選ぶと、ステアリングのパドルシフトを操作することで、仮想7段シフト制御が作動します。ギアチェンジのステップ感を疑似的に体感できる仕組みです。
また、アクティブサウンドコントロールとの連動によって、スピードに合わせた仮想エンジン音を楽しめます。マニュアルでシフトチェンジをしている感覚を味わえるでしょう。
5つのドライブモードの特徴
ホンダ Super-ONEには以下の5つのドライブモードがあります。
- ECON
- CITY
- NORMAL
- SPORT
- BOOST
ECONは長距離運転をサポートし、航続距離を最大限に活用できます。CITYは街中走行や渋滞時にスムーズに加減速できる点が特徴です。
また、普段使いに適しているNORMALのほかに、力強い走りとサウンドを楽しめるSPORTがあります。加えて、駆動力を最大に引き出したい場合は、BOOSTモードを活用するとよいでしょう。5つのモードから、走行環境に合わせて選択できます。
ホンダ Super-ONEを主な小型EVと比較

Super-ONEを、N-ONE e:や日産サクラ、BYD RACCOと比較しました。
| 車種名 | 車両本体価格(税込) | バッテリー容量 | 航続距離 | 最高出力 |
| ホンダ Super-ONE | 3,390,200円 | 29.6kWh | 274km | 47kW / 70kW |
| ホンダN-ONE e: | 2,699,400円〜 | 29.6kWh | 295km | 47kW |
| 日産サクラ | 2,599,300円〜 | 20.0kWh | 180km | 47kW |
| BYD RACCO | 2,145,000円〜 | 22.40kWh〜35.84kWh | 210km〜320km | 47kW |
出典:サクラ|日産
出典:BYD RACCO | BYD Auto Japan株式会社
BYD RACCOの詳しい特徴については、こちらの記事で紹介しています。
BYDの軽自動車RACCO(ラッコ)とは?航続距離や価格を解説
価格を比較
車両本体を比較すると、ホンダ Super-ONEは高めの設定です。しかし、BOOST機能や大画面ナビ、BOSEサウンドなどの装備がすべて標準で搭載されています。
また、国のCEV補助金で130万円負担軽減が適用された場合、実質負担額は約209万円(販売店によって変動します)です。そのため、コストパフォーマンスの高さが魅力です。
航続距離・バッテリー容量を比較
ホンダ Super-ONEの航続距離は274kmで、日産サクラの180kmと比べると大きく上回ります。ホンダN-ONE e:やBYD RACCOと比べても、大きな差はありません。
バッテリー容量については29.6kWhと、日産サクラの20.0kWhよりも大きくなっています。また、BYD RACCOと比べても、モデルによってはホンダ Super-ONEの方が大容量です。
モーター出力・走行性能を比較
モーター出力はBOOSTモードの利用により70kWまで高められます。他のモデルと比べても、大きな強みといえるでしょう。
さらに、アクティブサウンド演出や仮想7段シフトなど、他の小型EVとは異なる走行体験を楽しめることも特徴です。ホンダ Super-ONEは特別な加速感やスポーツ走行を楽しみたい方に適しています。
充電性能を比較
ここに記載した小型EVはいずれも、CHAdeMO急速充電と200V普通充電に対応しています。そのため、自宅に充電設備を設置できるほか、サービスエリアや商業施設などでも充電可能です。
ホンダ Super-ONEは6kWの高出力普通充電に対応しています。そのため、約4.5時間で29.6kWhのバッテリーを満充電にできます。
給電機能を比較
ホンダ Super-ONEを含め、主な小型EVにはV2H(Vehicle to Home)や外部給電に対応したモデルがあります。ホンダ Super-ONEは29.6kWhのバッテリーを搭載しているため、家庭用蓄電池として活用することも可能です。
そのため、災害時に停電した場合の非常用電源としても活用できます。そのほか、外出先で家電を使用する際にも便利です。
ホンダ Super-ONEと太陽光発電を組み合わせるメリット

ホンダ Super-ONEと太陽光発電を組み合わせることで、次のメリットがあります。
- 自宅充電で充電コストを抑えられる
- 太陽光発電の電気でSuper-ONEを充電できる
- 外部給電機能で災害時に家電へ電気を供給できる
自宅充電で充電コストを抑えられる
自宅に200Vの充電設備を設置しておけば、電気料金が比較的安い深夜に充電することが可能です。その結果、充電コストの軽減につながるでしょう。
さらに、ガソリンスタンドや商業施設などへその都度、公共充電器へ充電しに行く必要がありません。移動の手間を減らせる点も、自宅充電をするメリットです。
太陽光発電の電気でSuper-ONEを充電できる
太陽光発電と組み合わせることで、余剰電力を使ってSuper-ONEを充電できます。電力会社から購入する電気を減らせるため、走行コストの削減につながるでしょう。
また、FIT(固定価格買取制度)が満了となった卒FIT世帯にとっても、電気代を節約する有効な方法です。電気代が今後高騰した場合でも、電気料金の影響を抑えやすくなるでしょう。卒FITについて詳しくはこちらの記事をご確認ください。
外部給電機能で災害時に家電へ電気を供給できる
外部給電機能を活用すれば、台風や地震などの災害時に停電した際、住宅の家電に電気を供給できます。給電コネクターを別途購入することで、車両から最大1,500Wの電力を供給できる仕組みです。
さらに、V2H機能を利用すれば、家全体への電気供給も可能です。停電時であってもエアコンや照明などを使用できます。
ホンダ Super-ONEの安全性能

ホンダ Super-ONEは、快適な走行を実現するための安全性能が充実しています。最新の技術でドライバーの運転をサポートする仕組みが多く備わっています。
Honda SENSINGを標準装備
Honda SENSINGとは、ホンダの安全運転支援システムの総称です。Super-ONEをはじめ、全車に標準装備されています。
フロントワイドビューカメラに加えて、前後8つのソナーセンサーが設置されています。周囲の状況を常に確認することで、事故の未然防止やドライバーの疲労軽減を図ることが目的です。
衝突軽減ブレーキやACCなどの運転支援機能
Honda SENSINGには、衝突軽減ブレ―キやACC(渋滞追従機能付アダプティブクルーズコントロール)も標準装備されています。衝突軽減ブレーキで前方の車両や歩行者、自転車などを検知したうえで衝突を避けるためのサポートをします。
また、ACCは先行車に合わせて加速や減速を自動的に実施する点が特徴です。さらに、車線中央での走行を維持するためのLKAS(車線維持支援システム)も備わっており、運転負荷の軽減を実現しています。
サイド・カーテンエアバッグなどの衝突安全装備
ホンダ Super-ONEには、万が一の衝突事故に備えて、運転席や助手席にフロントエアバッグが設置されています。くわえて、前席向けのサイドエアバッグや後部座席まで対応しているサイドカーテンエアバッグの装備も特徴です。
衝突に強い安全ボディに加えて、充実したエアバッグが装備されています。そのため、全方位からの衝撃に対して乗車している人とボディの両方を保護できます。
ホンダ Super-ONEに関するよくある質問

ホンダ Super-ONEについて、よくある質問をまとめました。購入を検討している方は参考にしてください。
ホンダ Super-ONEは軽自動車?
ホンダ Super-ONEは、小型EVです。N-ONE e:をベースに全幅を拡大した専用ワイドボディを採用し、快適な居住性を備えています。また、日常での使いやすさに加え、優れた走行安定性も特徴です。
BOOSTモードとはどんな機能?
BOOSTモードとは、ホンダ Super-ONEで利用できるドライブモードです。BOOSTモードを使えば、モーターの最高出力を47kWから70kWまで増やせます。
力強い加速のほかに、7段変速のシフト制御や迫力のサウンドを楽しめます。小型EVでありながら、スポーティーな感覚でのドライブを体感することが可能です。
1回の充電で何km走れる?
ホンダ Super-ONEの航続距離は274kmとなっています。そのため、近距離の利用であれば1回の充電で数日から1週間程度走行できます。また、長距離運転にも活用できる場合があるでしょう。
急速充電にはどれくらい時間がかかる?
全国のサービスエリアなどに設置されているCHAdeMO急速充電器の利用が可能です。これらを使うことで、約30分でバッテリー残量を80%まで充電できます。長距離運転の最中など時間のない際にも便利な機能です。
災害時に家電へ給電できる?
別売りのHonda Power Supply Connectorを充電ポートに接続すれば、災害時に家電へ給電可能です。最大で1,500Wの電力を給電できるため、さまざまな家電に対応しています。
また、V2Hシステムと連携すれば、停電時に車両から自宅への電気を供給できます。そのため、車両を非常用電源として導入するケースもあるでしょう。
N-ONE e:との違いは?
一般向けのEVとしてホンダはN-ONE e:も展開しています。N-ONE e:は日常の使い勝手と親しみやすさを追求している小型EVです。
一方でホンダ Super-ONEは、BOOST機能やワイドボディ、BOSEサウンドなど走る楽しさを追求したモデルとなっています。そのため、同じ一般向けの小型EVでも特徴は大きく異なるため、自分に合った車種を選びましょう。
Honda Carsで点検・整備を受けられる?
ホンダ Super-ONEは、全国のHonda Carsで購入時の相談から点検や整備まで受けられます。EV専門のメカニックがメンテナンスを含めて万全のサポートを提供します。そのため、安心して長期間乗れるでしょう。
ホンダ Super-ONEは走りと実用性を両立した小型EV
ホンダ Super-ONEは、コンパクトで利便性が高いほか、大容量バッテリーや航続距離など、スペックの面でも優れている点が特徴です。BOOSTモードを使った加速やBOSEプレミアムサウンドシステムなど、快適に走行するための機能も備わっています。国や地方自治体の補助金を有効活用し負担を軽減してホンダ Super-ONEの魅力を体感してください。
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